雑誌に載ったわたし。 | 日刊「きのこ」 skipのブログ

雑誌に載ったわたし。

月刊「新きのこ」第5号 平成4(1992)年6月16日刊の


記事をもとに、綴ります。




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大学2年の夏のことだったろうか。


弟とおそろいのパナマ帽をかぶって、


浅草花やしき遊園地(当時入園無料)で、


鬼泣かせをしていた時、


雑誌の取材と称する若いおねえさんに


写真をとられたことがあった。


おねえさんに、「この辺の人ですか?」


ときかれたぼくたちは、


「大阪から来てまんねん」と答えていた。


もちろん、その写真もボツなのだろう。




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ぼくが大学1年の時だった。


6号館地下の部室で昼寝をしていたら、


OBがやってきて言った。


「ボクが今勤めている芸能プロダクションに、


井上純一ってタレントがいるんだけど、


知ってる? ……それがまだ、


大学の6年生で在籍してるんだけと、


今日、『平凡』のグラビヤ撮影で来てるから、


学友の役をしてくれないかな」





一緒にいた友だちと、


一も二もなく了承したぼくであったが、


井上純一と会うまで、


井上順と勘ちがいしていた。




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ともあれ、その時の写真は、


中学生向き芸能誌


平凡1980 9月号」に載った。







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普通、大学の若大将って言ったら慶応の加山雄三のことだろう。


中学生相手とはいえ、「平凡」って、えーかげんな記事を書くなぁ。





当時、井の頭線沿線在住の井上くんが、


都電で通学するのは恐ろしく遠回りなのに、


キャプションには「都電でかようのが楽しみなんだ」とある。


記事もまたウソばっかりで、


「キャンパスにきてみたら学友にバッタリ。


『オッスひさしぶりだね。今日から授業うけるよ』


と学友に声をかけたんだ。


ところがあいにく大学の夏休みが翌日からと知り


ガックリ。…でも若大将はキャンパスの人気者。


女子学生からサインをねだられたり、…まるで


ロケ先で仕事をしているみたい」


と、書かれているが、撮影中、ひとりも見向きもしなかった。


まあ、そんなこともあるか。




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さて、もう一つ、「ミュージック・ライフ」という音楽誌。


こちらに、ある人が勝手にぼくの写真を投稿したら、


1986年2月号に掲載されてしまった。




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いずれも、昔、ずいぶんと若いときの話である。





さて、今回ご紹介したのは、次の2誌。


どちらも、すでに休刊(事実上廃刊)になって久しい。


古き良き昭和の思い出である。




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このほかに、産経新聞のある記事に紹介されたり、


朝日新聞の写真に、天皇陛下のパレードの背景に写りこんだり、


はたまたドイツ、シュレスヴィッヒの新聞にインタヴューを受けたり、


デンマークの有力紙「ポリティケン」にでかでかと写真が掲載されたり、


テレビ雑誌「SE OG HØR」に写真が載ったり…いろいろある。


けっして投稿魔ではないのに、なりゆきでそうなるのだから面白い。


また、機会があったら、どれかご紹介しましょう。