フェステラウンの意味 | 日刊「きのこ」 skipのブログ

フェステラウンの意味

デンマークではフェステラウンFastelavnのお祭りを大いに祝います。フェステラウンとはカーニバル(謝肉祭)のことです。

フェステラウンイースター(復活祭)を基準にして決められますので、年によって日にちはかなり移動します。復活祭の46日前が灰の水曜日と呼ばれ、それに至る3日間がカーニバルの期間です。デンマークではその前の日曜日をフェステラウンの日曜日としてお祭りします。
今年は2月14日です。今年は聖バレンタインの日とかさなっているわけです。それに奇しくも中国の春節(旧正月)も今年は2月14日です。

カーニバル復活祭のキリスト教的な説明としては、
カーニバル(断食前のバカ騒ぎ)があって、
イエスさまの受難の期間を断食して慎ましやかに勤めて、(もちろん復活祭の3日前がイエスさまの命日ということになります)そして、イエスさまの復活をイースターで祝うのです。


しかし、キリスト教的な説明から離れて、季節感からこれらのお祭りを眺めてみますと、
春が訪れる前の、もっとも寒い頃に、もしも春の訪れが遅くても、備蓄された食糧が最後までなくならないように、断食(食事制限)の期間を過ごします。だれにとってもこの断食の期間はつらいことですので、断食に入るその直前は大いに飲み食いして、はめをはずして楽しみます。
「明日からは駄目でも、今日までなら肉を食べてもいいだろう」というわけです。それがカーニバル(肉食)の意味です。
断食の期間は、けっこうつつましやかに暮らしているものですから、野に花が咲き、草の芽吹く春はまさしく喜ばしい生命の復活の季節です。これで家畜も肥らせることができる。新鮮な野菜やくだものも手に入れることのできる季節になるわけです。これが季節感からみた復活祭の意味です。
お祭りとはそもそも季節に基づくものであって、イエスさまの受難とか復活とかいう宗教的なストーリーはあとでつけられたものだとぼくは考えています。


デンマークで、このフェステラウンを迎えると、「春遠からじ」って気持ちになります。





今回は文字ばかりでごめんなさい。明日は画像つきのファステラウンを!