
2024年は
虫との出会いが
少なかった。
自然がいっぱいの沖縄本島北部&
徳島の田舎町で暮らした2023年は、
虫との出会いがいっぱいで
虫に関する新しい発見もいっぱい!
東京都台東区三ノ輪で暮らした2024年は
虫との出会いが少なく、新しい発見も
あんまりありませんでした。
2024年、夏&秋
道端の虫たち。
↑ときどき、蝶や蛾を見かけたけど。。。
都会の道端で出会う虫は、どの子もどの子も
人目を避けてひっそり生きているような
感じがしました。(ボクの勝手な印象)
↑カメムシの死骸にたかるアリたち。
こういうシーンも山道で見たら、
「フツーの光景」「自然の摂理」と思うけど。。。
アスファルト道路の上で見ると
都会を象徴するような風景に映り、
“弱肉強食”という概念を
強く感じてしまいます。
(ボクの勝手な解釈)
2024年、夏&秋
外来種が増殖。
↑沖縄や徳島では見かけない蝶。
東京台東区では。。。夏から秋にかけて
何度も見かけました。
↑アカボシゴマダラ
(原産地:朝鮮半島、中国南部、ベトナム)。
1990年代後半、“放蝶ゲリラ”により、
人為的に関東地方持ち込まれ、放たれてしまった
可能性が高いとされる外来種です。
この蝶は、年々、生息エリアを拡大していて。。。
幼虫時代に同じ葉を食べる在来種の蝶が
生存競争に負けて、個体数を減らすなど、
悪影響が出ることが懸念されています。
アカボシゴマダラに罪はないけど、
害蝶扱いされる日が来るかも!
悪いのは“放蝶ゲリラ”。
2024年、秋
マニアックな虫?
↑この展示会、すごく興味があったけど。。。
夏休み期間中は
「子ども連れが多くて騒がしそう」と予想し、
子ども達が虫を見たい気分じゃなくなりそうな
10月になって観に行きました。
↑虫たちの巨大オブジェ。
なんかバブリー、昭和のノリです。
昭和の終わりの1988年に実施された
「ふるさと創生金事業」で
国から大金をせしめた地方自治体が、
競い合うように実用性のない
巨大建造物をつくりまくったときの
「大きいことはいいことだ」的な
チープな発想!
↑虫の標本は
見ていて楽しいと思ったけど。。。
楽しかったのは最初のうちだけ!
「ただただ大量に集めただけ!」っていう
雑な雰囲気が漂ってきて辟易。
「こんなんなら、もういいや!」と
なりました。
↑「ウンコ付きのフンコロガシ」など、
変わったぬいぐるみを売っていました。
面白いとは思うけど、ボクは欲しくない。
(狙い過ぎ。あざと過ぎ)
期待していた分、
ガッカリ感大!!!!!
展示会の名前に“MANIAC”と入れて、
「昆虫って変なんだゾ」と言い切るのは
悪いことだと思わないけど。。。
虫たちのちょっとした特徴を大袈裟に誇張して
無理やり、変わり者に仕立てているようで
イジメとか、吊し上げに近い、
陰湿なニュアンスを感じました。
もしかしたら、
この展示会を仕切った主催者は。。。
<昆虫研究業界の第一人者>に監修してもらうため、
「昆虫を変わり者扱いすると、絶対ウケます。
そうすれば、確実に子どもたちが食い尽くし、
虫が得意じゃない親も興味を持ってくれるはず!
ぜーーーたい、ぜーーーたい大成功♪」とか、
調子のいいことを言って、上手に丸め込んだのかも!
そして、“昆虫へのリスペクト”なんて全くないまま、
必要以上にエンターテインメント性だけを高めた
“金儲け第一”の展示会へと舵を切ったのかも!
だから、本当のことを言っていても
嘘ばっかり羅列しているような
ハリボテ感が出たのかも!
(ボクの推測)
多様性の時代を逆手にとって
「こんな変なヤツも、あんな変なヤツもいる」
「下等生物の虫には変なヤツが多いけど、
我々、高等生物の人間様は
虫ケラどもの多様性を受け入れてやろうゼ」と
したり顔をして言い放っているような、
上から目線のイヤ〜な空気が
漂っていました。
子供騙しの
ショーバイ×ショーバイ!
“昆虫愛”のない、
サイアクの
昆虫展でした。
(ボクの主観)
★★★★
都会の片隅で
息づく虫たち。
“放蝶ゲリラ”によって
放たれた外来種の蝶。
昆虫へのリスペクトが
感じられない昆虫展。
どれもワクワク感がありませ〜ん。
2023年に沖縄&徳島で見たときのように
自然の多い場所で
ノビノビと生きている虫の姿を
観察したいです★




















