史多の父敏雄の寝室にはピアノがあります。
家族全員ピアノが弾けます。
酸素ボンベが重いと感じる程に非力で小柄な史多が、どこに行くにも持っていってたのがこれです。







今は同じ部屋に置いてあります。
置いてほしいときこえた気がしたので。
勝手に置きました。
たとえばですが史多が演出で凍傷になっていたとしても、だれがそれを非難できるのか私にはひとかけらも理解できません。
ほんとうの史多をいちばん理解できるのは、ファンでもなくスタッフでもなく、生まれてからずっと共にいた家族です。
父敏雄は涙を見せなかったそうです。
私は実の祖母を亡くしたとき、葬儀すべてが終わってから落ち着いてからしか涙がでませんでした。
ずっと傷を抱えて生きています。
兄である勝泰も深く傷ついています。
たいせつなたったひとりきりのおとうとです。
母親を亡くし、次はおとうと。
とうさん死なないでね。おれひとりぼっちになってしまう。
勝泰が父にこう言ったらしいです。
命懸けの行動を応援することに危機感を持ってほしいと願います。
ファンということば
アンチということば
それだけでなにもかも赦されると信じているのでしょうか
栗城家の3人は
真っ直ぐでほんとうに真っ直ぐで
誰よりも努力を重ねてじぶんのちからで成功を掴み取って生きています。
誰もなにも言えないです。
私は史多亡きいま残る2人のために生きています。本来であれば此処に居たはずのもうひとりのおとうとが恋しいです。
いっしょに函館空港まで何度も車で往復しました。スパゲティを作ってくれていっしょに食べたり、可愛いおとうとができてとても嬉しかった。いつもキラキラにこにこしていてほんとうに可愛い子です。
ぼく海が好きなんです
ぼく町長になりたいんです
彼女に振られました
懐かしいと思えるようになったのも
仏間に入れるようになったのも
7年後のいまです。
ことばに責任感がなさすぎるのではないかと思います。
親御さんの再度の再教育が必要なのではありませんか。
教師ではありません。
相手に向けることばの重さを教えられるのは親御さんです。もしくはごく身近なだれかです。
学歴よりも先にニンゲンとして憶えるべきことが多いのです。
救いのないことばは誰のためにもならないです。相手がどう感じるのか口に出す前に思いやることくらい、こども時代に早急に身につけておくべきです。
じぶんを守る武器にもなるのです。
敏雄が常に低酸素で入退院を繰り返しているため家族はこころの休まる時間がありません。
皆様ご家族をたいせつに想って生きてくださいね。時間は有限です。
体力をつけていざ何かあったら助けるぞと意識しながらたいせつに1日を過ごして生きましょうね。
デス・ゾーンは私には重めな作品ですのでまだ読み終わっていません。
今日父の寝室を掃除中に書棚で文庫版を見つけました。
現在父のホテルが勝泰中心に再建中です。
父は完治はせず緩やかに老いを重ねております。
いそがしい毎日ですが、みんなでごはんを食べて電話で笑いあって楽しく過ごせるようになってきました。
なるべく傷つけ合わないように生きることが効率的です。無駄なく短い一生を楽しんで最後に面白かったなーって幸せだったーって言えたらじゅうぶんかなと思います。
頑張りましょうね。

義姉 薫