テレビで放送したアニメーション映画を録画して、最近観ました。
昔話としておぼえていた物語とは、まったく違う作品でした。
最後に特定の宗教がおもいだされる点だけが、あれ?と言う違和感でした。
宗教への否定ではなく、こどもの頃に知っていた筈の終わりと、違う…と言う違和感です。
わたくしは、台無しな感想ばかり抱くことがあるので、映画は素晴らしく、こころに響いていたことだけは確かです、と前置きしてから、始めます。
こどもの居ない老夫婦(きっといまで言えば50歳くらいじゃなかろうか)が、幸運にもこどもを授かり、大切に慈しんで育てます。
色々不思議なことだらけではありますが、物語ですので、さらりと流します。
黄金をどっさり授けられます。
次には、反物?きっと絹などの、山で暮らす家族には実用的では無く不要のきらびやかな布ばかりを山のように。
此処で、お父ちゃんは、こどものためにかみさまがくださったのだ~ヽ( ̄▽ ̄)ノと、喜び、其の黄金や反物のほうに生活を合わせて都で子育てしろってことだ~と、かっ飛ばして思考し実行に移します。
山の暮らしは、厳しいでしょうし、お父ちゃん自体が都に憧れがあったのでしょう。
そうとしか思えぬ。
こどもの意思は確認せず、おともだちにも行くさきを知らせず、逃げるように山を去ります。
きじなべ…( ・ε・)
食べてからでいいっしょや…( ・ε・)
ちょこっと豊かになると、ささやかなご馳走が蔑ろにされてしまうのですね。
ひと同士の絆も、ポイです。
こどもは才能豊かに輝くばかりに美しく育ち、親は夢を見たのでしょうか。
こどもは、女の子でした。
姫君教育を受け、もぎをむかえ、名を頂戴し、縁談待ちです。
立派なお婿さんを射止めたい、お父ちゃんは、更に暴走してしまいました。
帝まで来ちゃいました。
あ~あ…(ФωФ)
なんだか。
わからんことが、あちこちに…。
お父ちゃん、職人だったでしょ…。
職業を棄てちゃったのか…。
こどものためと言いながら、チガウデショ…。
田舎に生まれ育って、裕福でもなく生きてきたから、都会で不自由無く豪華な暮らしを体験してみて、珍しいうちは面白いだろうとは思う。
思うが、目的が無いと、ね…。
遊びたいだとかだけでは、幻のように消えてしまう。
同じようなことが、起きたらどうする…。
どうもしないかも…(ФωФ)
食べるぶんと、税金と年金と国保税が払えて、家賃光熱費がまかなえて…。
こどもの教育資金が必要か。
でも、地元でじゅうぶん。
こどもが夢を持っていたら、少し頑張るか…でも、過ぎた期待はしないかも。
黄金は、蓄えて、普通に暮らす。
反物は、売るか、必要なひとが持てば良いから譲って、動きやすくてじょうぶな服が幾つかあればじゅうぶん。
好きな本を読めて、映画はテレビで観て、ラジオを聴いて、新聞を読めて、絵を描けて、ゲームがしたいか…。
お菓子も食べたい。
都会でしか買えないものは、誰かのおみやげに期待して。
ミスドとか♪
結局、罪はなんだったのかな。
親に悔やませるような物語じゃなかろうか。
子は都で学問を修め、便利で豊かな町で家族を増やし暮らし、親だけが田舎に残され故郷は過疎化してゆく。
都ばかりが美しいものか。
都ばかりが豊かなものか。
きょうみない…(ФωФ)
健康なこころとからだがほしい。
相棒もほしい。
いびきぴぷぴぷな、へんないきもの。
いぬという種族らしいが、いぬが好きでは無いのだが、この謎の毛もこじゃら怪獣は、ただ愛らしく憎たらしくいとおしい。
結論。
わたくし、結構贅沢でした。
めでたしめでたし…(ФωФ)
しあわせとはまことに多様なものですのね。