ふむ… | 日々是も~そうぼ~そう好日

日々是も~そうぼ~そう好日

⚠️妄想ブログ⚠️
北海道今金町在住。
勤務先HOTELいまかね。
ヒキコモリ生活10年以上。2025年2月ニンゲン復帰リハビリ開始。
日本一清流の町で義父義弟のごはん係担当。
此処は空が何処までも広くて綺麗で天国。
下の義弟故栗城史多。アメブロや著書弱者の勇気が大好き。


震災を特別視することは、無いと言うブログを読んだ。
生きていることが丸儲け。
そうだが、違う。

生きている時間の何処で起きたかが、重要なのだと思う。

戦争を知らない。
無差別に殺戮される恐怖を知らない。
無差別に殺戮する恐怖も知らない。

にほんの戦後生まれにとって、幾度かの震災の恐怖が最大の怖れになった。

犠牲者を悼む。
生きている後ろめたさに悩む。
加害者を特定しようとして、現場で最前線を守る誰かをすら呪う。

今回は、特殊だ。

たいせつな誰かを、家も土地も職場も奪われ、所属欲の満たされない仮設に住み、予定する防潮堤すら完成しない。

かといって、すべての住民が高台に移住もできない。

復興は進まず、原発を憎む。

電気無しで、生きられもしないのに。

どうしようもない迷路に在って、祈ること忘れないこと願うことに、救われる。

あのおそろしい記憶と、命懸けで挑み続けるかたがたを思う。
黙祷は、生き残った悔いと、手助けできない悔いを、わびるためでもある。

自粛と追悼は違うので、当時のなんでも控えて生きようと言う空気はどうかと思ったが、忘れず悔いて生きることくらいはしていたい。

戦争は防げる可能性があるが、天災のほうは防げない。

だからきっとずっと痛む。
ずっと悼む。
気持ちが傷むことは無い。
忘れない。