太田氏の意見にも同意するけれども、各自の考えは変えられない。
いそぐひとがいる。
生きいそぐひとはいる。
つれてゆくものを止められない。
残り時間が見えるように生きいそぐひとがいる。
指先はかすめたはずなのに。
握手をして、ことばもかわして、写真ものこっているのに、もうここにはいないひとがいる。
地球上にいない。
いくにんか目の前で消えてしまった。
記憶の国に消せない姿を遺しやがった。
ひとの生は儚いので、せめていさかいによって喪われることだけでも防げないものか。
生きたくても叶わないものの無念を、理解できる国に生まれたことを感謝する。
宗教や民族の多様さを、受け入れることのできる美しい国に生まれてきて良かったとしみじみ想ふ。
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