ひさしぶりにながめの本を読みました
作者ご本人の言葉にもあるとおり
おわっていない
というのか
闇が多いままで
欠けた部分をつい埋めたく願ってしまう
構成が飽きを呼ばない
時代が交互であるので
進行が巧みで
わたしのようななまけものでもじゅうぶん読み終えることができた
すきまの多さががかえってツボになっていたのかもしれない
蔦屋とオラ次郎のやりとりや
うばわれたいのちについて
歌麿とのやりとりの熱など
惹かれたのは蔦屋であったので
主人公のこころのうごきには最後まで傍観でしかなかった
極端なことをいえば
日々調理に使う包丁があって
毎日触れるもので
これは明らかに凶器でもあり殺傷能力がある
それでも
なんらあたりまえに購入ができる
とくに身元も確認する必要がない
あぶないとわかっているからなのか
このようなものであるからこれでいいのだ
なのだろうか
回転ドアについては
そもそも
なんとはなし使いたいとおもったことがなく
エスカレーターに至っては
あの
いちばんうえから
じんたいかなにかがころげてきたらば
などと見上げつつかんがえ
そもそも安全ではありえないもので
まして片一方は開けて上り下り
させる設計なのかこれ?
深く地下になればなるほど恐怖があった
エレベーターは落下もするし
閉所恐怖症のケもあるのでいやだぁーーーとおもうし
みしらぬいきものとふたりきりになどされたら
ぎょへーーーーーであって
いれちがいにおりてしまうだろう
あいてをみて
ふたりになりそうであればのらない
いなかっぺだから異様にみえる
都会人の日常が
どうにもわからんのでおっかねぇ
ドアの事故はうっすら記憶にある
ただひどいはなし
親は何を?
だった
ような気がする
事実をしらべもしていない
しゃっこい
事故死の割合についての統計があったとして
ひとの不慮の死はふいになにかが切れたときおとずれるもので
なにかがふせぐだとかそんな容易いもんだいとは違うようにおもう
いつだったかわからないけれども
かなり以前に
水族館かどこかでじぶんを見下ろしている錯覚に陥ったことがある
ではあそこにいるじぶんはなんだろう
うごいている
だれがうごいているのだろう
ひとがそんざいすることじたいがキセキであって
消滅はいつもぴったりとそばにある
体調不良になるたび
ねむるのはいつまでなんだろうかとか
あたりまえにかんじることになってしまった
祖母の遺体のそばにいたふつかだったかみっかだったか
喪主であるはずのおじの判断ミスで
即駆けつけることもなかったせいで
のんびりフェリーでやってきたくそったれのせいで
かんがえるじかんがたっぷりあった
遺体のそばで
葬儀についての本を読んでいた
覚悟していたのかもしれない
母が役に立たないことも
おじが脳足りんなことも
兄も義姉もなにもできないことも
わかっていたのだろうから
冷静すぎた
お数珠をふたりぶん用意し
葬儀について葬儀社さんに教えていただき
白い布をいただいた
祭壇のようなものをつくることになりそうだとおはなししたから
母に喪服を用意し
ばたばた
そのあいだに
わたしのこころのかわりにだったのか
お数珠が割れた
交換していただいたのだったか
ひどすぎた
一家総出でのんびりとやってきたおじたちの食事から何から
泣く暇もなくはしりまわって準備して
費用もわたしもちだったのだろうか
なれないまちだったのに
お寿司屋さんを探して
神奈川から来たおじ一家を贅沢して無理してもてなしたのだから
滑稽だ
ああそれた
死はいつもそばにある
ただ時期を見てはいりこむだけの身近なものだ
おきた事故を解明するまえに
まず危険である事実を張り紙したらはやい
つぎをおこさない
それが一番の解決策だろう
以前はよくひとをせめたてた
どうしてなのか
どうしてこうするのか
40すぎてからなのか変わった
ひとりずつちがうから
正解がない
どれも誰かにとっての正解で
誰かにとっては誤ちだったり謎だったり
どうでもよくなってしまった
蔦屋の物語が読みたい
佐藤夫妻については知りたくもない
双方に非があるので
このふたりの裁判沙汰など物語として陳腐だろうから
こどもを
便利につかわないでほしい
脳が快感物質として見せた幻だろう
脳は器を守りたい
こころをまもって生かしていたい
幻影を見せることくらいおちゃのこさいさいへのかっぱだろう
いまわのきわにひとはとても安らかな景色をみるらしい
蔦屋はなにをみるのだろうか
惚れ込んだオラ次郎にじゃがたらの国でぞんぶんに見たい絵を描かせて笑う夢だろうか
どうしてもよみたいとおもった
おしえていただけてありがたかった
つらい描写が多かったけれども
蔦屋を知れたことは大感謝いがいのなにものでもねぇのだ
またおなかゆるいのか
だから太れないんだ
胆汁酸システムかぁ・・・
腸はおだいじに
おさけのせいではないのかな
ラス借るはもうつかうのやめた・・・( *♛ ェ ♛)