ひとはなにゆえひとであるのか
しんかして
このかたちをえたとするのならば
だれのいしによるものか
たましいとはなにものか
めにみえない
びせいぶつとはなにものか
リサイクルシステムであるとおもう
ころさねばうまれず
たべねばふはいする
だんかいがあって
うみに
たねがまかれた
たぶん
うちゅうから
いのちがうちゅうからはっせいしたとかんがえるのならば
まずは
めにみえないかけら
たまごのようなもの
それは
うつわだった
いのちありき
うつわを
つくるために
試作されていったものがどうぶつ
げんしゅが
しょくぶつ
しょくぶつの
輪廻転生のために
どうぶつがうまれた
しねないからたべてもらうため
どうぶつのかたちを
しょくぶつが
操作して
メンテナンスし
捕食されながら不具合をただした
だのに
ひとは
おもったとおりにすすまなかった
猿
であったから
だれもが
えばろうとするから
しょくぶつの
てにはおえなくなってしまった
もしもかたちを
とりのままにしていたら
そらをとんで
あそべた
さかなであれば
およいであそべた
ひとは
あそびかたをしらなかった
ただのごみ処理としてつくったはずの雑食のいきものが
猿を原種としたために
わるいちえをもち
たをはいするようになる
もう
ふぐあいを
しゅうせいすることができない
いのちは
うつわを
かえ
かえりたいとねがう
それが
登山家が空を目指す
星をゆめみて
宇宙開発をする
きげん
すききらいなくなんでもたべなさい
なんでも
ごいたいなのだから
たいせつにいただきなさい
わたくしたちはそのために処理するためにつくられたのですから
ごいたいを
そまつにしてはいけません
ひとは
同種をたべることを禁忌とした
なにゆえか
しょくぶつには
理解できない「感情」をもってしまった
ひとのなかに
みいちゃんをつくってしまう
ころせない
たべられないいのちを
みつけてしまう
創造主はしくじった
けれども
これはこれ
おもしょければいいっけさ
そのようなかんじ
宇宙人はかたちがあるときまったものでもない
という
仮定
まざりあい
だれがどうなのか
もうわからない
そのていどの微妙な存在が宇宙人であって
そもそもが
たましいとは
宇宙人のたねであって
からだはうつわ
しょくぶつと
どうぶつのたましいすら
まざりあってしまって
もうどれがだれだのかもわからない
ないとへっど
脳はほとんど休眠状態
なにかでみた
休眠させないと
繁殖しなくなり
存在に疑問をもつため
知能をたかめても
いさかいがふえるだけだったので
知能をうばった
かしこいものは
そうではないものを
お世話するためにのみつくられたヘルパー機能付きのどうぶつ
かしこさに
しゅるいがあり
えばるやつは
低能
たかいところにのぼったきで
おおごえでさけぶ
たかがどうぶつのくせに
ひとを
おとしいれようと
やっきになるいきものの
脳のスペックは足りていない
花を見て
うつくしいとおもう
お世話したいとおもう
枯れてしまえばすててもなんともおもわない
うつわでしかなく
すぐに
つぎの花としてうまれてくるとわかっているから