一家惨殺で、いま報道の渦中にある事件です。
動物愛護の活動をなさっていたと、新聞で拝見してはいましたが。
長女という、そのかたのブログを拝見していました。
読者登録をしていました。
毎日の更新をたのしみにしておりました。
更新がありませんでした。
不思議に思っていました。
福島でなにかあって、ご多忙なのだろうかと案じておりました。
亡くなられたと、おなじチームボンボンで活動なさっていたかたのブログでいましがた知りました。
いま背後にひりひりした悪寒があります。
ボランティア活動には、果てがありません。
みずからのこころをしぼりとってまで続けてはいけない。
ボランティアされる側も、ここまでを望んでいたはずがない。
ちょうど女性として不安定な39歳という年齢で、感情とホルモンに支配されたからだと、正常な平衡感覚が失われている。
資金繰りについてや、受け入れている保護対象、ご家族、そのほかにもきっとなにかがあった。
どうしてくるしいことがあるひとは、なにものかを救おうとしてこころを失うのか。
どうしてだれか、貴女のかたにだけのせてはいけないと伝えられなかった。
どうしてわたし、覗きだけで存在を隠していたのか。
動物愛護にのめりこむひとは、病んでいます。
愛玩動物に過度に愛情をそそぐふりをして、じぶんの満たされない闇を見ないふりをしてやり過ごそうとしています。
被災地に踏み込む勇気がありません。
こころが弱いとわかっているからです。
わたしは卑怯です。
せめて毎日ブログを拝見していたのだから、ひとことずつでも残せたらよかった。
あやういと、感じていたのに。
かかわるべきではないと、どこかで恐怖があった。
現実を目の当たりにしたからといって、貴女のせいではない。
いのちを救うために、いちばん身近にいるものを殺めて、自分自身を殺めて。
のこされたひとすべてに、どれほどの苦痛を置き土産にするつもりなのか。
ボランティアは無料でできることではありません。
協力できる企業や出資者がいてこそ続けられる。
私財を投入すると、潰れます。
こころもぺしゃんこになります。
地震は天災です。
どこにでもだれのみのうえにもふりかかる禍です。
救うべきはひとからです。
ひとが病んでしまっていては、動物愛護は過酷な罪悪感や無力感との戦いでしかない。
ひとには腕はにほん。
あったとしてもにほん。
できることは限られています。
どうしてわかってくれないの。
ではなくて、そうかなぁ・・・と。
ひとのことばを訊いて!
40歳前後という年齢は女性の更年期の入口にあたります。
結婚するか、しないか。
こどもを持てるのか、あきらめるのか。
無自覚でもかならず精神的に脆くなっています。
早川さん。
貴女のめざすべきは、そっちじゃないよ。
生きてしぶとく生きて、おうちを盛り立てて、仲間を増やし、ひとを救って欲しかった。
体調はどうだったのでしょうか。
以前腫瘍ができて切除したとブログで拝見しました。
健太郎くんは、どうなるの。
先天性の欠損があるんだよ。
あと10年は貴女が守るべきだったいのちのはず。
たこちゃんはどうなるの。
たこちゃんはだいじょうぶなの。
たこちくわーーーどうしてこんなことになっちゃうの。
貴女がなにかをみつけられて、がんばっていることが本当に嬉しかった。
わたしがつらかったときにしりあって、ねーさんてよんでくれて。
ブログ再開してくれて嬉しかった。
たこちゃん、やめないで。
たこちゃん、つらくてもやめないで。
にゃんこブログつづけて。
泣きながらでもいいからつづけて。
やめなさいって、いえなくてごめんなさい。
保護活動やめなさいって、いえなかった。
もっと大規模にすすめなくては終わらないと、いえなくてごめんなさい。
ばかやろーいいかげんにじぶんたちのからだのことかんがえろ!
って、いえなくてごめんなさい。