まいにち新聞をなるたけ読む。
くたびれているときには開かない。
ますますしんどくなるいっぽうだので。
短時間で拾うようにする。
苦痛だので。
すばやくことばを拾う。
韓国のカレについては。
卑怯としか言いようがなく哀しいばかり。
どれほどちかくまで歩み寄れたかと期待していた。
国境を感じさせないほどに自由に、このくには韓国文化を受け入れているように感じていた。
観光のために、にほんじんはどれほど韓国を訪れただろう。
経済的にも貢献してきてはいないのか。
韓国のアーティストをこころよく受け入れ、K-POPというジャンルを定着させた隣国に。
このしうちはなんだろう。
錯覚でしかなかったのか。
都合よくにほんを利用し、本心では蔑んでいたとでもいうのか。
映画やドラマや音楽や、言語に憧れてさえいるくらい好ましいと感じているきもちがゆらぐ。
大きな声を張り上げてさえいれば届くというものではないはず。
今後、世界に羽ばたく有能な輝かしい未来の自国民のためにも、すでに要所で活躍の場を得ている自国民のためにも、今回の騒動は恥ずべき過去にしかならない。
どのくらいお勉強が得意でも、ひととして欠けている。
恩を仇で返す。
してもらうばかり。
おたがいさま、という意識も持てず、過去を捏造し、教育の場を洗脳の実験場とする。
どんな場面であろうとも、どこかに「ああ、あの国は、ああだから」と、背後では眉をひそめられながら世界を歩むことになる。
いくさがあった。
あやまちだ。
にどと、いくさをおこすことはないと誓う。
そのあいだもいろいろなくにで、いくさは絶えていない。
このくには、悔いていくさを封じた。
それを、永遠に償えと責め続ける。
いくさでは双方が被害者でもある。
加害者でもある。
狂気がなくては、いくさをはじめることも、つづけることも不可能としか感じない。
心神喪失状態、高揚し過ぎた一部のきぐるいたちが、進路を見誤っておこすものが、いくさだとおもう。
当事者はすでにほとんど故人となり、真実さえも歪められつつある。
どちらかだけが悪いものではなく、喧嘩両成敗。
とめられないながれにまきこまれてゆく、双方に正気はない。
だからこそ、他国が押しとどめるべく尽力しあうしかない。
このくには中央でゆらいでしまっている。
よやとう。
二派に、あえていさかいをおこすべくくみたてられたしくみ。
一方のすべきことには、阻止するために必死になれるというのに。
くにのいちだいじに、手を取り合い復興を進めることすらできず、たびかさなる災害の前でさえ「いじめっこ合戦」を繰り返す。
よやとう。
反転してもおなじこと。
他国にもしも哂われることがあるとしたら、ほんとうに有能な人材が目指すことのないまつりごとの主役をたてる茶番劇しか上演しないことではないか。
首相のために何ができているのか。
しくじるようにしむけ、それみたことかと、へらへら哂う。
その気味悪さこそが、いまのにほんの穢れだとおもう。
首相として矢面に立つ者を、命がけで守るべき役者が足りない。
役者がいなければ、主役を何度さしかえても何も変わらない。
この悲惨な災害のくりかえしは、くにつくりのゆさぶりにおもえるほど。
よやとう協力の下に。
あたらしいくにがうまれる。
よわみにつけこむ隣国の本意はみえてしまった。
祓うしかない。
おなじ「ひと」でしかないものを。
宇宙から異星人が攻めてこなければ、巨大隕石が地球を脅かさなければ、ひとつになれないのだろうか。
よりよいくにをつくりましょう。
よりよい隣国でありましょう。
たったそれだけの、ほぼ幼児教育の段階でしかないことにおもう。
責めるくらいに、問題点が見えているのならば、助言ができる。
わかっているのならば、紙面で晒し者にするかのごとくな記事ばかり、世界中に届く情報源である新聞の大部分を埋め尽くすことだけが正義だろうか。
おやすみなさい。
わたしにできることは、にがてでつらいことばかりでも、いちにちずつ働いて納税してくたびれて眠り、それをまいにちずっとくりかえすことだけです。