いつころからだったか
たかいところがこわくなった
のぼれないように?
いつからだったか
けつえきにきょうふをかんじるようになった
はものはみぢかにあるものだから?
まえのおしごとで
ひとのさいごをまぢかなものとしてかんじるようになった
みぢか
まぢか
どっちだろう
ひとは
さいごに
ひとのてをわずらわせてしまういきもので
いっそ
いきかたがどうであれ
いきているだけでもましなこともおおいのではないかと
とくに
ひさんなしいんのなくなりかたをしるたびに
かんがえた
それでも
どうしてもゆうわくはある
とびおりてしまえるそのいっぽ
うっとりしてしまうことがある
どうやってもはなれないものならば
きょうぞんしてしまおうとかんがえるように
なった
まいにちのことなので
けらけら
わらいながら
それでもいいかとおもうようになった
きえたいとねがう
しょうめつできないかとねがう
できないことがわかっていて
わらいながら
ふたをする
おもしがかるすぎて
すぐにふたがあいてしまう
なんどでも
ふたをする
いつかふさがなくてもよいあなになるように
きょうもはなうたをうたいながら
いちにちがおわる
いっそこわれてしまえとおもう
ひとはあんがいじょうぶで
おおきなこしょうは
ねがっていないときにこそおとずれてしまうらしい
まだたぶんだいじょーぶ♪
ただのナマケモノのくしゃみみたいなもの