すきなひとのほうがすくないとおもいます
きらいだといわないだけで
どこかにひそやかにゆがみがあって
心がすみずみけんぜんなひとなんてほとんどいないものとおもうのです
それでも
げんきでいなくてはならないので
えがおでいなくてはならないので
だってじぶんのためにうまれてきたわけではありません
いきているきせきも
じぶんのためではありません
せっするだれかがいるからいかされています
ひとりぼっちであれば
いきてゆくいみはまったくありませんが
ひとはいっぱいいますから
かならずいろいろなだれかのそばをとおります
そのために
ひとはやさしくならなくてはなりませんし
まなぶこともおおいのではないかとおもいます
こどもがみらいにゆめをもてないりゆうは
どこらへんかなぁとかんがえたときに
だれかを
さがす
そのことをおさないころからおぼえさせなくてはならないのだろうとおもいました
しょうがいひとりきりではいきてはゆけませんから
はんりょをみつけること
ちいきでいきること
ひとどうしをつなげてゆくこと
そこにいじめはひつようではありません
弱肉強食などひとのせかいにはひつようがありません
ひとはひとを捕食しません
まして食されているたましいはけっして弱ではない
食物連鎖の輪のなかでなにものかをいかすためにうまれてきた強い肉や草であるはずなのです
どんなひとにだって
くるしいこともかなしいことも
どうすることもできないやみがあります
闇
病み
止み
已み
どの字であってもかならずかかえこんでいきてゆくのです
そのときに
そばで
ただそばにいるだけであったかいだれか
ひとりきりか
もっとたくさんなのか
だれかと
ほんのいっしゅんだけでもすれちがうことができれば
もしくはささえあってともにあるいてゆけたら
それだけで
いい
そのために最後の最後までしぶとく
いきていたらいいだけの単純なことです
こぼれおちてしまうほどのしあわせはもちきれません
ほんのちいさなしあわせがあればなんて運がよいのだろうとかんがえて
そのくらいがひとにはちょうどです
仮設住宅に入居してからのほうが孤独や恐怖にとりつかれるのではありませんか
まいにち
どこかにでかけてゆく
だれかにひつようとされる
公共のなにか
施設が必要です
毎週なにかあつまるべき理由をつくり
ひとりきりのじかんをできうるかぎりすくなく
食事はなるべくいちにちいちどはだれかとともに
共同の給食のようななにか
配膳なども当番にして
おとなの小学校のような
生涯学習の場をつくりあたらしいつながりをつくりあげる
ヒキコモリは許されない仕組みを
それぞれの団体ごとに
つくりあげて行事を季節を変化をとりこんで
ひとりきりにはしてはいけない
じぶんからそとへそとへ
なにかできることがあって
ひつようないのちなのだと
どうにかしておもいだしてもらわなくてはならない
だれもがまいにちはじめての恐怖のまえにいて
あしたは平等にみえない
ひつようなことをおおきなこえで
とどくようにちゅうおうにとどくように
まんなかにいてはわからないことをはじっこからでもつたえられる
きっといまはあやういてんびんがゆらゆらしているけれども
ネットにできることできないことが
すこしずつみえてきている
ような・・・?