ひとはみなこうであればとおもいます
だれがすばらしいのか
家主はきっかけをまく
ささえたものはひとのあたたかなこころ
うではよくても
みずからのつかいみちをしらず
さまよっていた大工は
家主のはなしをきいて
したがい
せいをだし
ありがとうをおしえてくれた長屋中のひとにひとつまたひとつじんせいをひらいていただく
ほんらいのさいのうをみいだされ
あるべきみちをひらくことができた
大工のがんばりは
ひとのこころにとどくていねいなおしごとにあらわれ
見返りを家主との約束どおりに求めずとおし
つづけてゆくうち
みちをみつける
大工はだれだろぅ
家主は
長屋の住人は
ただひとつおもうことは
飢えていてはなにもできないということ
たべるもの
しょくぎょう
みらいへのきぼう
ひとによって
飢えのかんじかたはちがう
でも
せめて
わずかずつでもかまわない
迅速にとどけてほしい
こころをとどけてほしい
返済のいらないおかねが
あつまっているはずです
はやくとどけてほしい
みすてずに
いきているいのちを
救える家主
支えられる長屋の住人
だれもが大工になれるわけではなくとも
長屋の住人にはなれそうだべ
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105ページざんす♪
よんでみなはれ♪
読んで皆ハレ~♪