自分の誕生日に、旅立った魂があったこと。
不思議なえにし。
きっと、貴女と知り合えたことも、定められた運命。
おかあさんに、なりたくってなりたくって、今回は叶わなかったひとがいます。
妊娠の本当の初期。
ずっと続いていた微熱。
赤ちゃんの心音は聞こえなくなっていたそうです。
仕方の無いこと、です。
流産も死産も、案外多いこと。
わかっていましたが。
あんなにも、周り中を幸せにしてくれたのに。
辛い。
きっとおかあさんとおとうさんになれなかったふたりが哀しみのどん底。
欲しくて欲しくて。
望まれて産まれて来るはずだった。
若いから、次は勿論望める。
でも、一生産んであげられなかった小さな骨を心に持ち続けて生きる。
かみさまは。
誰にでも等しく、残酷。
喜びと同じ数の苦しみを授けてひとをお造りになる。
もういちど、早めに戻って来れるように、しやがれ。
オネガイ。
つぶやいただけダヨ。