NILE×skillful

コラボモデルの話が続きます・・・

先日ご案内させて頂いたキャスティグ黒崎、太宰府店とのコラボモデルより

一足早く兵庫県のマニアックな店主(笑)　須川さんのやられているお店

バスショップ　NILEさんとのコラボモデルが発売されます。


今回は発売に伴い製作者側視点からの解説などを書いていきます。





NILE×skillful　「N-1」

バスショップNILEさんとの初コラボモデルについて製作者側視点の解説をさせて頂きます。

まず最初にコンセプトとして提案を頂いたのは中層を巻くクランクベイト。

提案を頂いた須川さん自身も仰ってましたが関西圏は中層を巻くことが多いと・・・。

確かにこちらの九州では底を引いて来ることが多く中層を意識する場合はシャッドなどに
傾倒する傾向にあります。

これはフィールドの環境が大きく作用している事だと思います。

そしてskillfulとしてもあまり意識して作ったことの無い中層巻きをメインにした製作

コラボさせて頂く販売店さん地域で活躍してくれる意味深いモデルになること

間違いなしなコンセプトとお話でした。


目指すアクションもハッキリしていてロール4ウォブル6でピッチの速い
ややタイト目なアクション。

そしてフルサイズに近いボディサイズ・・・

そして最大の特徴とも言える巻いてくる時にややスラロームしてくるアクション。


スラロームしてくるアクションについては巷では千鳥とも捉えられるかもしれませんが

巻いてくる間にどこかで一瞬水が逃げてガクつくようなアクションの千鳥では無く

アクションし続けながらもややS字を描くアクション。

ここではあえてスラロームアクションと表現し

目指すところのイメージと合致する意味合いでこの表現を使います。


テスト段階での試作はボディ形状やウエイト位置などはオーソドックスなところで
すぐに落ち着くことができましたが

一番テストを繰り返し行ったのは部分はアイにあります。

skillfulでいつも使用している平均よりやや小さいさくて細いアイでは

アクションが出すぎてしまいハードなウォブルで速くはならず

ガクガクとなるアクションになってしまい目指すアクションとは

程遠いものになりました。

そこで考えたのがラインアイの高さを出すことです。


アイの高さが変わることでまず起きるのがアクションが緩くなること。

これはアイの高さとリップまでの距離が遠くなり、ラインアイである支点が遠くなることで

リップへの水切りが悪くなりアクションが緩くなったりピッチが遅くなる原因になります。

このことがが起きることはもちろん想定済みで通常それでは目標とする

速いアクションからは遠くなりますが

ここで生きてくるのがウレタン素材の浮力が武器になります。

最初にセッティングしたアイの状態で起きていたバタつくようなウォブルアクションを

抑制しつつややマイルドにしウレタンが持つ浮力を生かした

速いアクションで理想とするアクションにたどり着くことができ

OKを頂くところまでくることが出来ました。


やや大きめのサイズで重さが約１５ｇとML～Mクラスの竿で難なく飛び

スローからファーストに近いリトリーブでも難なくこなすことのできる

クランクベイトに仕上がりました。



また関西圏以外でも中層で巻けるフィールドは沢山あると思います。

例えばこうです。

クランクベイトと思うと何かに当てたりすることがイメージとして先行しますが

リップレスクランクベイト・・・

すなわちバイブレーション感覚で使えるクランクベイトとして使ってみてはどうでしょうか？



是非これから暖かくなるシーズンに入ります！

釣果と楽しい時間を有意義にするべくローテーションの一角に入れてみてはどうでしょうか？


お問い合わせ先

バスショップ　NILE

HP　http://bass-nile.com/
TEL　0795-42-6025