1997年にデフレを促進させる改革をしてしまった橋本内閣。
では、デフレの時は、どうすればいいのか?
デフレとは、需給ギャップと貨幣現象の2つの側面がありますが、
まず、需給ギャップからいくと、、、
総供給に対して、総需要が不足していることを言います。
マクロ経済でいうと、
総需要は、消費・投資・政府支出などであり、
総供給は、国の中のモノやサービスの提供などです。
分かりやすく言うと、デフレは、バブル崩壊などで起きますが、それによって、民間や個人の消費や投資が減ってしまったため、政府が代わりに支出を増やすか(財政出動)、減税などによって、消費や投資を促進させればいいのです。
次に、貨幣現象を説明すると、、、
デフレは、お金の価値が高くなっていくので、日銀が、お金の量を増やせばいいのです。
それで、インフレ圧力を高めてあげればいいのです。
最近、アベノミクスの金融緩和の量的緩和でも、行われています。
つまり、この財政政策と金融政策の2つからデフレを解消していけばいいのです。
しかし、当時の日本は、財政政策では、増税と緊縮財政という、政府支出を下げ、民間や個人の消費や投資も減らしてしまう政策を行ったのです。
また、この頃の金融政策では、金利をゼロに限りなく近づける「ゼロ金利政策」はあったものの、今のように大々的に金融緩和を行う量的緩和のような政策の発想はありませんでした。
これによって、日本は長期デフレへと突き進んだのです。








