前回、日本は財政破綻しないと書きました。
それでは、財政破綻する国は、何が原因で破綻するのでしょうか?
外貨建ての借金をしている国とギリシャのように中央銀行がない場合です。
逆に、自国通貨建てによる借金をしている国は、破綻しません。
日本は、100%自国通貨建てによる借金をしています。
ギリシャやイタリアのようにユーロに加盟していて、国に中央銀行がない例は以前、取り上げました。
それでは、外貨建ての借金にたよる国を取り上げたいと思います。
外貨建てによる借金をしている国は、中央銀行で、国債を買い取ることができなく、財政によって直接支払うことしかできないからです。
日本の例でいうと、、、
中央銀行である日本銀行は、円で決済し、国債を買い取るとき、円を刷って、円の国債を買います。
しかし、日銀は、円で決済しているので、円を刷って、ドルなどの債券を買うことはできません。
だから、自国通貨建てによる借金をしている国では、破綻はせず、外貨建てによる借金をしている国では、破綻するのです。
以前は、南米諸国の多くの国が、外貨建てによる借金をし、破綻しました。
最近は、スリランカもこれにより破綻しました。
一方、日本は、いくらGDP250%以上の債務があっても、日銀が円建てによる国債を買い取り、破綻はしないのです。
日銀は、日本政府の傘下にあるために、国債を大量に売り、政府を破綻させることはしません。
以下参照
