JOCがオリンピックムーブメントの普及・開発活動として取り組んでいる事業のひとつ


約2年ぶりにオリンピアン先生として高崎市立寺尾中学校に行って来ました^ ^
コロナ禍、このオリンピック教室も約2年間中止や延期となり11月に再開したばかり!
感染予防対策を講じながらとあり、五輪ビィブスの着用が無しになり、学校が設けているルールの中でソーシャルディスタンスに気をつけながらの授業となりました。


"オリンピズム"
"オリンピックバリュー"

言葉だけではなかなか本質的な部分を伝えるのが難しいですが、
近代オリンピック創設者であるクーベルタンは、

"スポーツを通じて、人々が人生をより良く生きる上で大切な価値"

"スポーツ選手に限らず、世界の全ての人に開かれた理念、目指すものに全力で取り組む過程に価値がある"

この事がオリンピックに込められています。
そしてそれはオリンピックを目指すアスリートに限らず私たちのごく身近な所に実はたくさんあるのです^ ^


中学2年生を対象として行われるこのオリンピック教室では、生徒の皆んなに、運動と座学の2時間を通じて "オリンピックバリュー" について身体で感じ、自分にとってのバリューってどんな事があるんだろう?と一緒考える場を共有する事で、今後の自分の目標を立てるきっかけ作りになってくれると嬉しいなと思いながら私自身の経験談を踏まえて2時間×2クラス授業を行いました。


2クラスともちょっぴり緊張な生徒たちでしたが、運動の時間は、全員がベストを尽くし、チームワークを大切に、そしてルールを守りフェアプレーで取り組んでくれました^ ^
座学の時間では、東京五輪の内容も含めて伝えたい事がたくさんある中で話を絞るのが大変でした。
もっともっと時間が欲しかったけど、みんなに精一杯の私の経験談からの話でオリンピックバリューを伝えられたかと思います^ ^
この2時間をきっかけに生徒それぞれが今後 "より良く生きるために大切な価値" を見出し、それぞれの向かう道に全力で取り組んで行って欲しいと思います。


私自身今回で4校目、全部で6クラスを担当して来た事で、自分の中のオリンピックバリューに少し変化を感じています^ ^
それは東京五輪の数々の名場面を目の当たりにし少なからず変化するきっかけとなったと思います!

ソフトボール13年越しの金🥇
宇津木監督から上野投手への言葉
"あなたがソフトボールを続ける事に価値がある"
13年間の並々ならぬ両者の思いはソフトボール界のみならず日本中が感動したと思います。

新競技スポーツクライミング🥈🥉
野中選手、野口選手の絆、ライバルでありながら相手を思いやり一緒に戦う精神はアスリートとしての素晴らしい姿をみせてくれました。

男子柔道🥇🥇
大野選手、阿部選手の武道の礼の精神は国内外から称賛される立ち振る舞いで相手を敬う姿に胸が熱くなった方は多かったと思います。

バドミントン🥉
復興五輪として福島への感謝の気持ちを形にした渡辺・東野ペアの戦いはまさに日本が一丸となった試合でした。

東京2020
上げたらきりのない名場面ばかり!
13歳最年少金メダリストから62歳最高齢金メダリストまで、ベストを尽くす事に年齢は関係ないと言う事をひとりひとりのアスリートから学びました^ ^
改めてこんな目線でオリンピックを観れたのはきっと初めてでした!

私はオリンピックを経験した事で、オリンピックバリューを伝える側の人間でもあり、伝える経験をする事で物事の捉え方が変わり私自身がまだまだ成長出来ていると感じられる時間となりました。
高崎市立寺尾中学校の皆さんJOCの皆さんありがとうございました^ ^