9月中旬頃、星家に一冊の本が届きました!

その本のタイトルは、


"山に生きる"


かつては山小屋に住み込みで1日100kg以上ものゼンマイを毎日折り、小屋で乾燥させていたお爺ちゃんの代!

昔、小学生の頃お父さんについて遊びに行ったことを私は覚えています。

現在では収穫したゼンマイを家まで持ち帰り乾燥作業を行なっており、お父さんの代になってから17年間使われていなかったこのゼンマイ小屋!


昨年2020年に17年間閉ざされていたゼンマイ小屋を開け、昔の姿を残したままDIYをし復活させた星家の山小屋。

そんなタイミングで届いた三宅岳さんの著書 "山に生きる"

その表紙と背表紙にはお爺ちゃんとお婆ちゃんの姿が!?



お父さんの話から約30年前頃この山小屋に数回取材にいらっしゃったと言う三宅岳さん。


三宅さんの30年間に及ぶ取材とその先々の山に生きる方々の記事の最初にお爺ちゃんお婆ちゃんの姿がある。


30年の時を経て本となり、その本を手に取ることが出来た瞬間とてつもなく感動しました(゚∀゚)



ドキドキしながら本を開くと、小さい頃に見た記憶映像が蘇りました!

かつては乾燥させるための大きなビニールハウスが本小屋の並びにありました。

"こんなに大きかったっけ!?"

一瞬二度見をしてしまうほどでしたが、ビニールハウスの中は暖かくゼンマイを踏まないように走り回っていたのも思い出しました^ ^笑



30年経っても今も変わらず同じ場所に星家の山小屋はあります^ ^

"山に生きる"

私自身、まだ現役であった20代半ばからお父さんのお手伝いで足を運ぶようになり、過酷で大変なこの仕事だけど、後世に残して行かなければという思いをいつも感じていました。

時代はどんどん進化していきますが、大自然は変わらずそこにあり続けます。

大自然の計り知れないパワーと恵みの恩恵を受けて生きている人間である私たち!

自然災害が頻繁に起こる現代だからこそ、

地球温暖化の影響によりスキーシーズンが年々短くなる近年だからこそ、

"自然を大切に"

と思う気持ちは年々増していきます。



そんな時代ではありますが、星家の山小屋・ゼンマイ折りは昔から変わりなく、おにぎりをクルッとタスに巻き、そのタスを背負い身体ひとつでゼンマイを収穫に急な崖山を歩く!

ゼンマイは"ブウトウ"に入れお尻いっぱいになるまで採ると、タスに移し帰りルートの途中に置いて行く。

そして身軽になった身体でまた次の場所へと移動して行くのだ!

きっと三宅さんが取材しに来た当時と何にも変わっていない星家のゼンマイ折りスタイル^ ^



今年はじめて最初から最後までお父さんについて1ヶ月半一緒にゼンマイ折り経験した私にとって、この貴重な経験とこの"山に生きる"三宅さんの著書が届いたタイミングは何か運命的な出会いと感じてしまいます♡

山に生きる世代交代と山小屋の活用とできっと私は何か試されているのかな!?



そうだとしてもこの30年の時を得てお爺ちゃんお婆ちゃんと山小屋の事を知る三宅岳さんと繋がれる機会をいただき、ただただ感激の私です。

今年は既に山小屋閉めを終えてしまいましたが、来年是非、山小屋にご招待出来ればと思います^ ^

三宅岳さん、本当にありがとうございます!

そして来年是非山小屋へ遊びにお越しください!




"山に生きる"

本日10月1日(金)〜10月30日(土)までの期間

"山に生きる"

出版記念展示会が開催されるとの事!

お近くの方は是非足を運んでみてくださいね^ ^

私も観に行きたい♡