タングラムスキーサーカス 2023 紙面は減ってもゲレンデ紹介は拡充 | 全日本スキー場パンフレット原色図鑑

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                                   日本全国のスキー場パンフレットを紹介します

パンフの仕様
 様式:巻四つ折り
 寸法:210mm×106mm
 印刷:4色
 用紙:コート紙 103.7g/㎡(実測値)
 90kg(四六判)と思われる
 
スキー場公式サイト
 
https://www.tangram.jp/ski/


 お隣の斑尾高原とも合わせて、ワイドなゲレンデを誇るタングラムスキーサーカス。
 スキー場名としては「タングラムスキーサーカス」、2つのホテルも含めたリゾート名としては、「タングラム斑尾」のようである。今回はスキー場の部分だけの考察なので、「スキーサーカス」のほうを使うことにする。

 先シーズンのパンフレットは5面構成(両観音折で、片側は巻三つ折り)、今シーズンは4面。かつ1面の面積も少しだけ小さくなっていて、紙面面積比で言えば、3割減となっている。
 それにもかかわらず、コースマップの面積は大きくなっている。


 左側が2022シーズン、左側が2023シーズンのコースマップである。面積比でいうと、1.2倍強になって、見やすさが増している。
 もう少し詳しく見てみよう。

 拡大したのは、2つのスキー場の境界付近。上が2022シーズン、下が2023シーズンである。



 まず、2022シーズンより、2023シーズンのほうがエリアの区別がわかりやすくなっている。

 2022シーズンはリフト線が両エリアともに青い線になっている。
 一方、2023シーズンは、斑尾高原サイドのリフト線が黄色、タングラムサイドのリフト線は紫になっている。
 エリアの境界表記もバックがそれぞれの色となっているので、わかりやすい。黄色と紫という色チョイスにはやや疑問も残るが、見やすくなったことは素直に評価したい。

 リフト線も線が太くなって、かつ線の周りに白抜きの部分があるので、見やすくなっている。スキャンが下手で白抜きがわかりにくいが、隠し味ぐらいに入ってるのがいいのかもしれない。


 ここまで褒めておいてなんだが、残念なのは、アクセスマップがないこと。アクセスに関してはテキストで3行だけ書かれているだけで、いわゆる「マップ」がない。紙面構成がきついのは承知の上で、これは改善してほしいところである。