パンフの仕様 様式:W折り 寸法:210mm×100mm 印刷:4色 用紙: コート紙 103.97g/㎡(実測値) 90kg (四六判)と思われる スキー場公式サイト https://ikenotaira.info/ |
一時期、パンフレットの入手がしにくかった(発行していなかった?)スキー場。最近、また入手できるようになった。
まずは、表紙。趣向が凝らされていて、とてもいい。真ん中の部分を拡大してみよう。
浮世絵風に描かれた2人が滑走している。スキーヤーは「複式雪板滑降人(楽)」、ボーダーは「単式雪板滑降人(遊)」と書かれている。(カッコ書きは、朱印のような部分の文字)
この文字にも遊び心があって、とてもいい。
続いて、マップを見てみよう。
リフト長は一覧になっているし、コース線はレベルごとに色分けされているし、基本は抑えてある。アイコンがやや小さめなのが難点だが、逆に言えばそれぐらいしか突っ込みどころがない。
コース図の右側にあるのが、各種料金表や営業案内。
解説の文字が小さめなので、もう少し大きくして欲しいところだが、これまた「あえて言えば」というレベル。
パンフの裏側は、各ファシリティの紹介。
これもまた、派手さはないものの、普通にまとまっている。
最後に裏表紙を紹介しておく。
インターやJR駅からの近傍略図が示されている。広域図はないが、それしかないよりよっぽどマシ。また、広域図に紙幅を取られて、近傍図が疎かになるよりはずっといい。目印となっている「あらきん」「エビスヤ」がどのような業態(ホテルとかお店とか)かが書かれているともっといいだろう。
と、以上見てきたように、それぞれのパートについては、そつなくまとまっている。
まずまずの出来の部類だとは思うのだが、表紙があれだけ凝っているからこそ言わせてもらうと、他のページも表紙のコンセプトを引き継いで、全体的に浮世絵っぽくして欲しかった。具体的に言うなら、ゲレンデには叢雲のような模様を漂わせてほしかったし、それぞれのパートの見出しも、勘亭流のような筆書体を使ってほしかった。
表紙の出来が良すぎるゆえの贅沢な要望ではあるのだが、ぜひとも実現させて欲しい。
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