妙高池の平 2020 表紙はキマってる! | 全日本スキー場パンフレット原色図鑑

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                                   日本全国のスキー場パンフレットを紹介します

パンフの仕様
 様式:W折り
 寸法:210mm×100mm
 印刷:4色
 用紙: コート紙 103.97g/㎡(実測値)
 90kg (四六判)と思われる

スキー場公式サイト
 
https://ikenotaira.info/


 一時期、パンフレットの入手がしにくかった(発行していなかった?)スキー場。最近、また入手できるようになった。
 まずは、表紙。趣向が凝らされていて、とてもいい。真ん中の部分を拡大してみよう。



 浮世絵風に描かれた2人が滑走している。スキーヤーは「複式雪板滑降人(楽)」、ボーダーは「単式雪板滑降人(遊)」と書かれている。(カッコ書きは、朱印のような部分の文字)
 この文字にも遊び心があって、とてもいい。


 続いて、マップを見てみよう。



 リフト長は一覧になっているし、コース線はレベルごとに色分けされているし、基本は抑えてある。アイコンがやや小さめなのが難点だが、逆に言えばそれぐらいしか突っ込みどころがない。


 コース図の右側にあるのが、各種料金表や営業案内。



 解説の文字が小さめなので、もう少し大きくして欲しいところだが、これまた「あえて言えば」というレベル。

 パンフの裏側は、各ファシリティの紹介。

 これもまた、派手さはないものの、普通にまとまっている。

 

 最後に裏表紙を紹介しておく。

 

 インターやJR駅からの近傍略図が示されている。広域図はないが、それしかないよりよっぽどマシ。また、広域図に紙幅を取られて、近傍図が疎かになるよりはずっといい。目印となっている「あらきん」「エビスヤ」がどのような業態(ホテルとかお店とか)かが書かれているともっといいだろう。

 

 と、以上見てきたように、それぞれのパートについては、そつなくまとまっている。

 まずまずの出来の部類だとは思うのだが、表紙があれだけ凝っているからこそ言わせてもらうと、他のページも表紙のコンセプトを引き継いで、全体的に浮世絵っぽくして欲しかった。具体的に言うなら、ゲレンデには叢雲のような模様を漂わせてほしかったし、それぞれのパートの見出しも、勘亭流のような筆書体を使ってほしかった。

 表紙の出来が良すぎるゆえの贅沢な要望ではあるのだが、ぜひとも実現させて欲しい。

 


 

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