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パンフの仕様 様式:中綴じ20ページ 寸法:257mm×182mm 印刷:4色 用紙:マットコート紙 129.2g/㎡(実測値) 110kg(四六判)と思われる。 スキー場公式サイト http://www.geto8.com/ |
2018シーズンのパンフは、その立派な作りに、びっくりさせられた。そのレポートは一番下のリンクにある記事を読んでいただきたい。
さて、2019シーズンはどうかというと、4ページ増えてさらにパワーアップしているのである。
裏表紙はこんな感じ。
モノクロと捺印のようなシンプルかつインパクトのある表紙。これだけ色数を絞ったなら、T&K TOKAのサタンブラックのような黒と朱色の特色インクを使ってほしかったが、それはないものねだりというもの。
よく見ると、モノクロの写真の部分はプロセスカラー(4色)ではなく、K版のみになっている。表紙のスキーヤーの頭の部分をクローズアップしたのがこちら。
K色の網点だけで構成されていることがわかる。
一方、「夏油高原」と書かれた押印のような部分を拡大したのがこちら。
ちょっとスキャン解像度の問題でわかりにくいが、朱色の部分は4色製版特有のロゼッタ模様が何となく見える。
モノクロ写真部分まで4色分解にしてしまうと、ボンヤリするというか、色浮きすると言うか、締まった感じにならない。ここまで気を使ったことに称賛を贈りたい。
さて、中身も見ていこう。この時点で読んでるみなさんもすでにお腹いっぱいになっていないか心配である。
まず表紙を開くと、いきなりのティーザー。
このスキー場の雰囲気をこれでもかと伝えている。
次のトレイルマップ、ツリーランエリアの紹介。それぞれ紙幅の面積が2倍で、わかりやすくなっている。これは昨シーズンは横開きだったのだが、今シーズンは縦開きになっているから。
給食施設の紹介は、昨シーズンの紙幅面積と一緒。以前はなぜかメニュー名が英語表記だったのだが、今シーズンはビール以外、ちゃんと日本語表記。暖色系の色彩設計が食欲をわかせる。やや明度が落とし目なのもよい。
と、基本的には大絶賛なパンフレットなのだが、あえて注文をつけるなら、アコモデーション(宿泊施設など)の紹介。パンフの後半6ページに渡って紹介されている。先にそれをご覧いただこう。
▼14-15ページ
▼16-17ページ
▼18-19ページ
14ページに「HotSprings」として「げとう高原温泉」が紹介され、15ページに場内の簡易宿泊施設が紹介されている。16ページはその他の宿泊施設の紹介。ここまではいいのだが、17ページに別の温泉の紹介。そして、18-19ページには16ページで紹介した宿泊施設を使った「市街地滞在プラン」の紹介されている。
つまり、温泉紹介が14ページと17ページ、市街地滞在が16ページと18-18ページ下と、2箇所に分かれてしまっているのである。このように、この6ページに渡る部分が整理されてなく、わかりにくいのである。
写真の占める面積を少し減らすだけで、ページのゆとりはできると思うので、同じカテゴリーにまとめるのは可能かと思う。。
ちょっと苦言も呈してしまったが、とにかくこんなに手がかかっているパンフはそうそうお目にかかれない。もう「作品」と呼びたくなる出来である。
今シーズンの「作品」もすごく待たれるところである。