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パンフの仕様 様式:二つ折り 寸法:297mm×210mm 印刷:4色 マットコート紙(違うかも?) 158.7g/㎡(実測値) 135kg(四六判)と思われる スキー場公式サイト http://www.yamaboku.jp/ |
パット見で、スキー場のパンフには思えない、強烈なインパクト。
むしろ、アコースティックバンドのCDジャケットみたいな雰囲気である。
せっかくなので、大きい画像を見てもらおう。
本当は「年表記がないぞ」と文句を言いたいところだが、これぐらいのインパクトだと、まあいいか、となってしまう。
中面はこんな感じ。
これまた、表紙に引き続き、アート性は引き継がれている。
ただ、一瞥するだけでは、どこに知りたい情報があるかはわかりにくい。
よく読むと分かるのだが、いわゆる「ゲレンデ内」なのは1st STAGEだけで、残りは通常「オフピステ」と称されるエリアである。その辺が全部読まないとわからない。
2nd StageとDUAL Stageだけ文字バック色が一緒なのに、それほど関連性があるわけではない。
これほどのデザインができるぐらいなので、可読性を高めることもけして高望みではないと思うのだが、どうだろうか。
さて、裏表紙はこんな感じ。
こちらはダークブルー(と言ってもベタ塗りではない)に、料金やアクセスなどのデータがまとめてある。
これまた、色使いといい、フォントの選択といい、略図のわかりやすさといい、文句なし。
さらにいえば、マットコート紙を使用することで、手触りにザラザラ感があって、これまたいい感じ。特に裏表紙は印刷濃度が濃いので、もっとテカりそうなものだが、用紙の選択がいいのか、あまり光沢がでていない。ひょっとしたら、マットコートではなくて、上質紙などの別の用紙を使っている気もする。
とにかく、オフピステを全面に押し出しているスキー場であり、 アースコンシャスというか、自然に寄り添う感じのアートワークであり、スキー場のコンセプトを十二分に表現しているパンフである。
「作品」と言っていいだろう。