2024年の夏至です。

ずいぶん間が空きました。一年半は空いたでしょうか。

一所懸命に生きていました。否、さぼっていただけです。

とりあえず、再開。世界の片隅の戯言です。

 

 

梅雨の晴れ間に少しバイクを走らせました。

 

関ケ原古戦場記念館。

 

展望フロア。合戦地の平野がパノラマで望めます。

 

中央の山裾が西軍大将の石田三成陣跡。

この建物がある場所が東軍大将の徳川家康最終陣跡。

 

ブラタモリでこのパノラマビューを見て、

「あんな景色の所あったっけ」と来てみた次第。

ブラタモリ終わっちゃったけど。いい番組だったな。

 

天下分け目の関ケ原。

日本史で大体皆が知ってるフレーズなのに、街としては何とも寂しい限りの場所。

ま、何もなかったから大軍が衝突できる合戦地になったんだろうけど。

そこに観光拠点を新しく作ったんだね。最近、地方の市役所などを新調する際に、建物だけじゃなく周辺を公園に整備したり、特産品ショップとかカフェとかを併設したり、官主導の半官半民観光施設が増えていると思うのだけれど、関ケ原町もそれをやったのだろうね。

 

思った以上に立派で綺麗な所だった。

関ケ原合戦のCGシアターなるものが記念館のメインディッシュとして作られていて、どうせまたこの手の残念企画なのだろうなと思いつつ、「今ならご予約なしでご覧いただけます」と入場券売り場の女性アテンダントにも勧められ、時間があったものだから見てみたのだけれど、良く出来ていてちょっと驚いた。

だがしかし。僕の入った回は僕を含め計3人。ま、平日昼間だけれどさ。予約って?

この建物、設備、常時待機であろう女性アテンダントが3人、等々。どう考えても採算が取れているとは思えない。さすが血税施設。

 

お土産グッズも結構充実してた。

戦国好きには楽しい売り場じゃないかな。

 

カフェレストランもあった。武将にちなんだカレーとかパフェとか、今時の映えメニューが一式。パフェに兜の鍬形クッキーが刺さってたり、ラテアートで家紋が書かれてたりとかね。

だがしかし。15:00くらいには閉店のよう。さすが御役所施設。

 

喉が渇いていたのでパフェやラテは遠慮し、小早川秀秋「うらぎりサイダー」。

キャッチコピーは『見た目を裏切る美味をご堪能あれ!』。

あとは思わず買っちゃったポチ袋。三英傑と悪代官。

どうやらこの施設、ダジャレ系がお好みのようだ。

まんまとはめられているあたり、僕もお好みのようだ。

 

 

伝統とか、アンティークとか、アナログとか、レトロとか。そういう「変わらないもの」を好む方なのだけれど、新しくて綺麗な施設に嬉々とする。トイレは新しくて綺麗な方が絶対に良いし。

420年前の歴史を最新の施設で思い馳せる。

優柔不断を全て裏切りと呼ぶのなら、それは必ず己の中にもある。