スーパーボウル・トロフィーを掲げるトム・ブレイディ。
写真はCNNニュースよりお借りしました。
毎年恒例のスーパーボウル・ウォッチング。
タンパベイ・バッカニアーズが31‐9でカンザスシティ・チーフスを破り、優勝。
ブラボー。そしてアンビリバボー。
もうね、書ききれませんわ。
この勝利へのストーリーの驚愕ポイントが多すぎて。
とにかく、このブレイディという人は神様に愛されてるとしか言いようのない人です。
もしくはスーパーサイヤ人。
41歳。移籍した新チーム1年目で7個目のスーパーボウルリング。
しかもスーパーボウル開催地の本拠地チームが、
スーパーボウルに出場すること事態が史上初というおまけ付き。
記録という記録を更新し続ける人。
身体能力や技術は言わずもがな。
僕が想像して止まず、畏れ入るのは新チーム1年目ってところ。
アメリカンフットボールは激しいスポーツ。ゆえに選手たちの多くが20代。
しかも、ただの若者じゃない。野心と自信が溢れ出る、血気盛ん過ぎる若者たち。
そんな若者たちの新チームに入って指揮を執る。
いくら実力者とは言え、最初から皆が敬い、言うことを聞く訳じゃないだろう。
「スター気取りで偉そうに。ロートルじゃねぇか」なんて輩もいたに違いない。
熱血泣き虫先生どころじゃない。彼らと対等な一選手なのだから。
それをたった1年で優勝に導いた。
リーダーとして、モチベーターとして、アドバイザーとして、
彼の実力と能力は類い稀なる素晴らしさだと、畏敬する。
自分の高さで想像してみれば、より分かる。
出向先とか自治会とかPTAとかママ友会とか。
自分の子どもと変わらないくらいの年齢の集まりで、
皆、能力はあるんだけど、あるだけにコジらせた自信が燻っていて、
「俺はこんなもんじゃねぇ」「あんた何言ってんの?私よりできないくせに」
的なやりとりが日常茶飯事の中に入って、
そいつらを率いて大きなプロジェクトを達成しなければならない。
…面倒臭ぇったらありゃしない。1年で達成なんて無理だってば。
神様に愛されたというか、神。
某スーパーサイヤ人も神様越えしてるから、彼もきっとそういう存在。
ちなみに、チームとしてタンパベイは18年ぶり2回目の優勝なんだけれども、
僕はその時のタンパベイが大好きで、ずっと密かにタンパベイ押しだったのです。
サップ、ブルックス、リンチ、オルストット。当時の選手名が未だ言えます。
なので、ブレイディ移籍は「出て行く」ではなく「来る」でした。
そして、優勝に感銘しながら、もう18年も経ってたんだなぁって思いましたとさ。