昨夜は、仕事を終えた後、同級生5人で御酒を頂く。

大体いつも誰かが呑みたいと言い出し、大体いつもラヂオ屋が声をかけて、

大体いつも集まる野郎共だ。

 

それぞれが、それぞれに、それぞれの現在について、

悩み、考え、諦め、やり過ごし、それでも上手く行くよう願い、考えている。

そして、どこかに笑うことができる話は落ちてやしないかと目を光らせながら、

互いの話を聞き、罵り、罵られ、憤り、抗い、それでも上手く行くよう願い、笑う。

 

少年時代から、御酒を頂くこと以外は何ら変わらない。

互いに言いたいことを言って、聞きたいことだけを聞く。

やっていることは、少年時代と何ら変わらない。

ただ、

あの頃とは、まるで変わったところも、ある。

あの頃の話題は、己のことだけだった。

今は、誰かのため、が入る。

妻や子供、家族、恋人、会社、従業員。

それぞれが繋がり、抱え、守りたい誰かのために、考えている。

もちろん、割合は己が9割だけれども。

話の内容もゲームやテスト勉強からクルマや血圧に変わっているけれども。

 

 

そして今日。

昨夜ラヂオ屋と申し合わせて、ランチツーリングでもするかと相成り、

久しぶりに頂いた御酒のお蔭で若干の頭痛を感じながら、

昼前に準備をしていた。

すると、奴から1通のメールが届く。

「急な仕事を頼まれた。すまないが今日は無理だ」

誰かのために己の休日を返上。

お勤め、ご苦労。

 

てことで、一人、ぶらりと走ることに。

 

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これもラヂオ屋に教わったラーメン。

いつも大変な盛況ぶりで行列ができている。

今日は遅昼になったし、もう空き始めているだろうと思ったのだけれど、

2組は外で並んでいて、寒風の中、20分ばかり待たされた。

温かさが最高のスパイスになり、大変美味しゅうございました。

 

 

平年なら、何が平年かもうよく分からないけれども、

冬季にはバイクどころかクルマでも通ろうと思わない道が、

まったく問題なく走ることができる。

凍結に残雪が4月まで残っているような地域が、だ。

スキー場もあり、冬の間はライチョウのように真っ白になる伊吹山も、

てっぺんが薄っすら白くなっているだけとは。

 

昨冬も温かかったけれど、今冬はさらに温かい。

事実、今冬、僕の家にはまだ一度も雪が降っていない。

通勤や仕事にはすこぶる有難いのだけれど、

もっと大きな何かには全然有難くないんじゃないか、と思う。

もっとも、物理的に変わらないものなどなく、

地球も同じカタチで留まってなどいないのだけれど。

ジュラ紀の再来かなぁ。

人間も恐竜みたいに大きくなるんだろうか。

 

変わらないもの。変わりゆくもの。

まだもう少し見ていたい、と想う。

 

あ、そうそう。

ラーメン食べたよ報告をラヂオ屋にしたら、

「俺はチキンラーメンだった」

と返信が来た。

変わらない味。

南無。