『伝言』 藍坊主


大人になるってどんな事と、昔の僕が問い掛ける
それは、暗闇に入ることなんだよ
でも、怖くはないよ

人を愛すってどんな事と、鼻を垂らして問い掛ける
それは、暗闇で探す小さな光だと、笑って見せた
分かってくれるかな

息苦しい暗闇の光は眩しい
その中でやっと出会えた、君という光


生きることとは苦しむことと、真実そうに誰かが言った
そんな真実は認めるわけにはいかないんだよ

だから、誓ってやるんだ
愛を誓ってやるんだ
ただ神様に誓うわけじゃない

生きる痛みを感じるほどに、優しさの意味を知る
誰かへの想いがあれば


人から想われるには、どうすればいい
今でも僕に問い掛ける
それは、自分を想う延長線にあると答えてみる
いや、そう信じてる

自分を想うことってさ、どんな事だろう
それは、日常の何気ないものと向き合うことだよ


命を繋げること
未来へ繋げること
それは苦しみを繋ぐことですか
それが本当なら、すべての人を否定するだろう

だから誓ってやるんだ
愛を誓ってやるんだ
ただ神様に誓うわけじゃない

生きる痛みを感じるほどに、愛しさの意味を知る
自分への思いがあれば


生きることとは苦しむことと、真実そうに誰かが言った
そんな真実は、全身全霊で否定してやる

だから誓ってやるんだ
愛を誓ってやるんだ
ただ神様に誓うわけじゃない

生きる痛みを感じて想う
人は苦しむために生まれたんじゃない
人は幸せになるために生まれた
暗闇の中で見つけた



そんな風に、
パートナーのことを、お前のことを、自分のことを
想ったりもしてたって、
伝えたかったりするんだ。