ツクツクボウシが鳴き始めて、陽が暮れるのが早くなって。

残暑は厳しいけれど、間違いなく、夏は終わりに近づいているなと、感じる。



何かを見たり、聞いたり、読んだり、誰かと話したり。

そういった何かをきっかけに、人の思考は始まる。

リンゴが落ちるのを見て、大発見をする奴がいたように。


僕は、思考のきっかけ探しに貪欲だ。

面白そうなものは、すぐに口へ運んでしまおうとする。

悪い癖だなとも思うが、悪くない癖だとも思う。

つまみ喰いの才能は、子供に引けを取らないと思っている。


ただし、その咀嚼がひどく遅い。

ずっと口をモグモグさせている牛と同じだ。

丑年生まれだしね。


夏の終わりに、まとめ切れないネタをあれこれ。



世界陸上。


やっぱり、スポーツは面白い。

人が生きるために必要なことが、単刀直入に感じられる。


日本人選手の活躍も、嬉しい。

今日は室伏選手が金メダルを取った。

36歳。居合い抜きの侍のような、静かなる闘志。素晴らしい。


ボルト選手の失格。

フライング1発での失格は、どうかと思う。

「やり直しが効かない」というプレッシャー。

現代社会の閉塞感は、そこから来ると、僕は思うのに。



民主党新代表決定。


野田佳彦代表。すなわち、野田総理大臣。

投げ出したくはないけれど、

ボルトの失格の方が、僕には重要に思えた。


今、オバマ大統領のような演説でもって、

「命を落とすかもしれないが、福島原発を何とかするのを手伝ってくれ」

って言われたら、僕は迷わず出発するのに。



読書。


伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』。彼のデビュー作。


遅ればせながらだけど、これはもう、ファンだね。

「ええっ、まさか!」ってのじゃなく、

「その通りなんだよ!」って方に面白い。僕には。


また、物語が書きたくなった。



水曜どうでしょう。


友人が慰め?にDVDを与えてくれて、

春から何本かを見ている。


東海地区では、以前から深夜帯で放映されていて、

たまに見ていたから、面白いのは知ってた。


そのファンの友人と飲んでいて、

どうでしょう話に華を咲かせていたら、

ああいう馬鹿をやりたくて仕方がなくなった。


元々の僕は、そういう人だったはずなのに、

いつから安全運転しかできなくなったんだろう。


まずは、スキー旅行は決定で行こう。

BBQも間に合えば、やりたいね。



大好きだった秋になろうとしている。

1年なんて、あっという間だと、つくづく感じる。

心から嫌いにならないように、

秋を楽しむ計画を、いくつか持っていたいと、願う。