片付けが終わらない。
ただし、気持ちを止めないように、
毎日少しずつでも、進めている。

長男が赤ちゃんの時に買ったオモチャ。
押入れの奥から出てきた。
丁寧に箱にしまってあって新品のよう。
妻か僕が「次の子も遊べるように」と願って、
しまった。

しかし、次の子の時には、
新しいオモチャを買った。
しまい込んだオモチャは忘れ去られた。
願いは、日々の更新に置き去りにされた。
あの時の僕の願い。
あの時の妻の願い。
新鮮さや流行りが、願いよりも、
大切だと思ってしまったのだろうか。

今は絶たざるを得ない。
一つ一つに込めた願いを思い出しながら、
子供が成長したことを喜ぶのだと、
言い聞かせて。