7月17日(木)中小企業家同友会 松山・伊予松前支部合同7月例会があり、NPO法人ワークライフコラボの代表理事 堀田真奈さんの報告があった。ブログの今回のタイトルが例会のサブタイトルである。
堀田さんは行政や経済団体と協働し、企業の女性戦力化に取り組み、人財育成に一石を投じている。
マクロ的には今後日本は高齢化・人口減少に向かう中、労働人口の減少が懸念されるので、企業において女性の活躍をより増やしてもらいたいというのは、政府の国策として打ち出されている。また中小企業においては、人手不足はここ最近は深刻になりつつあり、その打開策として女性社員に活躍のフィールドを広げてもらうことは検討している経営者も多いだろう。
ただ女性の場合は、どうしても出産・育児に伴う休業、キャリアの中断といった問題がつきまとうのだが、堀田さん自身も同様の経験をしながらも、女性のキャリア形成と企業の活性化に取り組んでおられる。
私と同じテーブルのメンバーも社員・経営者さまざまで立場の違いこそあれ、結婚・出産後の女性の活用について真摯に模索している方々で、真剣に報告に聞き入っていた。

報告の中で印象に残った点を挙げてみる。
1.最初の会社は結婚後3年で退職した。結婚した当時、上司や同僚が残業などなくして帰宅時間を早くしてくれたり、負担の軽いポジションに回してくれたりした。しかし、それがかえってモチベーションの低下につながり会社を辞めることになった。反省点は当時上司と対話をしなかったので、自分の心情や希望を伝えることができなかった、また社会経験もキャリアプランもなかった。
2.復帰後別の仕事をしたが、以前は1日24時間企業戦士で残業は当たり前だと思っていた。育児と仕事を両立させるためには、夜9時に寝て夜中の3時に起きて自分の時間を作るなど今までのやり方を改めた。そうすると夫も会社から早く帰ってきて家事や育児に協力してくれることとなった。
3.経営サポーターの仕事をしていた時、当初は販路拡大や助成金受給の話になるのだが、だんだん人が辞めるだの社員の愚痴だのになってくる。結局は人の問題に行き着くのではないかと思えるようになった。
4.「女性活用の好事例・・・製造業」従来製造業は男性がつくものだというイメージがあるが、ここは女性も入れている。成果としては丁寧な仕事を女性はするので部品の欠品がゼロになった。
5.「女性活用の好事例・・・会計事務所」・・・職員はすべて女性だが変形労働時間を採用している。仕事柄、時期によって繁忙期とそうでない時期とがあり、時間は自分で差配することができる。時間効率をボーナスで評価している。
6.「女性活用の好事例・・・建設会社」・・・建設現場イコール男性の世界といったイメージだが、実は女性も現場希望者も多い。女性の活用事例をメディアに取り上げられることで、採用に困ることがなくなったのが大きい。営業も女性は長期的に取り組むので、安定した受注につながっている。
7.固定観念に囚われていないか?「女性は事務職が向いている」「女性は営業は無理」「女性は技術職は無理」「女性は管理職は無理」「女性はすぐ揉める」「女性は働きやすい制度を作ったら、もっと権利の主張をしてくる」等々・・・
例えば子供は幼いころは母親と一緒にいた方がいいとい「3歳児神話」というのがある。これ医学的には何の根拠もない。専業主婦がつきっきりで子育てをするようになったのは、たかだか50年ほどの歴史であり、高度成長期の企業戦士を支えるための手段であったに過ぎない。
8.共稼ぎのメリットは男性の経済的負担を軽減できることにある。男性の場合、どうしても家計を支える責任感から嫌な仕事でも収入が良いので就くとか、起業をあきらめるとかいう人が多い。女性の場合はまるで逆なのである。

報告が終わると、各テーブルでグループ討論となり、会社の中での女性の活用、出産・育児を迎えるにあたっての対応の仕方など話し合い、「託児所を会社内に作って、それを協力会社にも利用してもらってビジネス化することもできるのではないか」などといったアイディアも出た。
グループ討論も終わりに差し掛かったころ「でも、こういうことって社長と社員が仲良くなければそもそも無理ですね。」とグループ内の一人の方が言ったが、まさにそういうことだろう。
社長と社員が不信に満ち満ちた関係であれば、社員に何でそんな配慮をしなければならないのかと社長は思うだろうし、社員は結婚を機にさっさと退社してしまうだろう。
まず、制度ではなく「いい社風を作る」ことが大事なのだ。
私も例会参加前は女性の出産・育児への支援は、大企業ならともかく中小企業では難しいのでは考えていたのだが、堀田さんの報告の中で「女性の両立支援を福利厚生として捉えるのなら、大企業でないと無理だが、経営戦略として捉えるならむしろ中小企業の方が有利。何しろトップダウンで末端まで社長の意思を早く伝えることが可能なのだから」という話をされて「こういう視点もあるのか」と衝撃を受けた。
実際に女性の活用がうまくいっている事例を示してもらったおかげで、より具体像を描くことができるようになったのは大きな収穫であった。
堀田さんは行政や経済団体と協働し、企業の女性戦力化に取り組み、人財育成に一石を投じている。
マクロ的には今後日本は高齢化・人口減少に向かう中、労働人口の減少が懸念されるので、企業において女性の活躍をより増やしてもらいたいというのは、政府の国策として打ち出されている。また中小企業においては、人手不足はここ最近は深刻になりつつあり、その打開策として女性社員に活躍のフィールドを広げてもらうことは検討している経営者も多いだろう。
ただ女性の場合は、どうしても出産・育児に伴う休業、キャリアの中断といった問題がつきまとうのだが、堀田さん自身も同様の経験をしながらも、女性のキャリア形成と企業の活性化に取り組んでおられる。
私と同じテーブルのメンバーも社員・経営者さまざまで立場の違いこそあれ、結婚・出産後の女性の活用について真摯に模索している方々で、真剣に報告に聞き入っていた。

報告の中で印象に残った点を挙げてみる。
1.最初の会社は結婚後3年で退職した。結婚した当時、上司や同僚が残業などなくして帰宅時間を早くしてくれたり、負担の軽いポジションに回してくれたりした。しかし、それがかえってモチベーションの低下につながり会社を辞めることになった。反省点は当時上司と対話をしなかったので、自分の心情や希望を伝えることができなかった、また社会経験もキャリアプランもなかった。
2.復帰後別の仕事をしたが、以前は1日24時間企業戦士で残業は当たり前だと思っていた。育児と仕事を両立させるためには、夜9時に寝て夜中の3時に起きて自分の時間を作るなど今までのやり方を改めた。そうすると夫も会社から早く帰ってきて家事や育児に協力してくれることとなった。
3.経営サポーターの仕事をしていた時、当初は販路拡大や助成金受給の話になるのだが、だんだん人が辞めるだの社員の愚痴だのになってくる。結局は人の問題に行き着くのではないかと思えるようになった。
4.「女性活用の好事例・・・製造業」従来製造業は男性がつくものだというイメージがあるが、ここは女性も入れている。成果としては丁寧な仕事を女性はするので部品の欠品がゼロになった。
5.「女性活用の好事例・・・会計事務所」・・・職員はすべて女性だが変形労働時間を採用している。仕事柄、時期によって繁忙期とそうでない時期とがあり、時間は自分で差配することができる。時間効率をボーナスで評価している。
6.「女性活用の好事例・・・建設会社」・・・建設現場イコール男性の世界といったイメージだが、実は女性も現場希望者も多い。女性の活用事例をメディアに取り上げられることで、採用に困ることがなくなったのが大きい。営業も女性は長期的に取り組むので、安定した受注につながっている。
7.固定観念に囚われていないか?「女性は事務職が向いている」「女性は営業は無理」「女性は技術職は無理」「女性は管理職は無理」「女性はすぐ揉める」「女性は働きやすい制度を作ったら、もっと権利の主張をしてくる」等々・・・
例えば子供は幼いころは母親と一緒にいた方がいいとい「3歳児神話」というのがある。これ医学的には何の根拠もない。専業主婦がつきっきりで子育てをするようになったのは、たかだか50年ほどの歴史であり、高度成長期の企業戦士を支えるための手段であったに過ぎない。
8.共稼ぎのメリットは男性の経済的負担を軽減できることにある。男性の場合、どうしても家計を支える責任感から嫌な仕事でも収入が良いので就くとか、起業をあきらめるとかいう人が多い。女性の場合はまるで逆なのである。

報告が終わると、各テーブルでグループ討論となり、会社の中での女性の活用、出産・育児を迎えるにあたっての対応の仕方など話し合い、「託児所を会社内に作って、それを協力会社にも利用してもらってビジネス化することもできるのではないか」などといったアイディアも出た。
グループ討論も終わりに差し掛かったころ「でも、こういうことって社長と社員が仲良くなければそもそも無理ですね。」とグループ内の一人の方が言ったが、まさにそういうことだろう。
社長と社員が不信に満ち満ちた関係であれば、社員に何でそんな配慮をしなければならないのかと社長は思うだろうし、社員は結婚を機にさっさと退社してしまうだろう。
まず、制度ではなく「いい社風を作る」ことが大事なのだ。
私も例会参加前は女性の出産・育児への支援は、大企業ならともかく中小企業では難しいのでは考えていたのだが、堀田さんの報告の中で「女性の両立支援を福利厚生として捉えるのなら、大企業でないと無理だが、経営戦略として捉えるならむしろ中小企業の方が有利。何しろトップダウンで末端まで社長の意思を早く伝えることが可能なのだから」という話をされて「こういう視点もあるのか」と衝撃を受けた。
実際に女性の活用がうまくいっている事例を示してもらったおかげで、より具体像を描くことができるようになったのは大きな収穫であった。