昨日もサラッと書きましたけど、映画『アンフェア the answer』今日はネタバレありで書いてみようと思います。
観る予定のある方は見ない方がよいかと。
まず、良かった箇所としてはドラマを引き継いでいた雪平(篠原涼子)の儀式や「バカかお前は」の台詞など、“らしさ”があった点でしょうか。
次に残念だった箇所は、前作の最後に斎木(江口洋介)を狙撃した理由が明確になっていないこと。以前の特番ドラマで示された「Y's file」の本来の出所、雪平の父の死の真相が不明瞭なところ、でしょうか。
総評として「型破りな」感じはありましたが、映像作品『アンフェア』としてみたら型にはまっていたようにも思います。
斎木を狙撃したのはおそらく三上(加藤雅也)でしょう。北乃きい主演の特番の予告できている緑色のベストが狙撃犯の黒い上着の中からチラリと見えてましたから。それに、黒幕である検事(山田孝之)の“忠実な犬”であることからそう予測されます。
新キャラの一条(佐藤浩市)や村上(山田孝之)は配役からして重要な位置にいるのがバレバレ。特に村上は免許偽造してたり、一条の逮捕現場に居てみたりと怪しさ満点(笑)一条と雪平の関係も裏がありそうだと考えてしまいました。機密文書のUSBメモリのトラップに引っ掛かった村上、一条、三上の慌てぶりや村上が雪平の電話をとった時に“自分が黒幕です”と言っているようなもんでしたし(笑)
主要キャストである佐藤(香川照之)が殺害されたのもちょいとビックリしましたが、誰か殺されるかなあとも予測していたから彼だったかくらい。
作品としては楽しめたので良かったですよ。
できればテレビドラマとの整合性がもう少しあったら良かったなかな。