皆さんこんばんは、秦佐和子です。


本日のチームK2のラムネの飲み方公演にて
三月いっぱいでSKE48を卒業することを
発表させて頂きました。


卒業のことは2月からずっとお話をしていたのですが、
簡単に決められることもでもなく、
結果的にこんなに日数が少なくなってからの
発表となってしまい、申し訳ありません。

きっかけらしい何かがあったわけではないのですが、
今想えばいつからか自分の中では決め始めていたのかも
しれないと、今想い返せばそんな気がします。
いつかは卒業しなければならないのだとは
想っていました。
けれど前はそれはSKEとして事務所に入って、なんて
想っていたのですが、SKEの中で有り難いことに
色々な声のお仕事を頂いて、その上で
自分の力不足、今のままでは声優になんて
とてもなれないと言う現実をつよく感じていました。
漠然とこのままだと、数年後には皆さんと
一生さよならするときが来てしまうなと。
もちろんSKEの中から素晴らしい才能を持って、
将来声優として羽ばたいていくメンバーも
いるでしょうし、その可能性がSKEにはあると想っています。
ただ私はその子にはなれなかった。
自分自身の責任です。
だからその持っていない才能の分をもう一度一から
勉強し直して、改めて声優の道を目指すことを決めました。
少し期間が空いてでも、皆さんが私に飽きるその時まで
一緒に皆さんといたいと。
それはSKEに入って2度目の覚悟でした。


一つ目はチームK2の昇格と同時にお気づきの方も
多いかと想いますが、歯列矯正を始めるために
歯医者さんに行きました。
ずっと悩んでいた歯列矯正声優になるには必要のないことですし、
滑舌のこともあり、ずっと悩んでいたのですが、
この時、SKEでやっていく覚悟をしたのです。
それからしばらくして器具が装着され、
あっという間に今までのように話せなくなりました。
舌やうち頬がえぐれ、血を流しながら握手会をしたのは
今となってはもう良い想い出ですが、
ちょとそのころに0048が決まったのは皮肉でした。
大好きだったAKB0048、でも私にとってすごく辛かった。
自分で聴いて、まともに自分が話せていないことは
痛感していましたし、何より自分の滑舌がもどかしく
すごく苦しかったです。
なにより作品に、鈴子ちゃんに申し訳なくって、
いつも私がやってごめんねって、そう想っていました。
声優として成長するスタートラインにもたてなかった。
何度も後悔した歯列矯正も、もうすぐ取れるということも
不思議なタイミングなのかな、なんて想います。
やっとスタートラインにたてるかもしれません。
とは言ってもどうなるか外してみないと
分からないのですが。
それでも私につきあってくれた鈴子ちゃんに恥じない自分で
帰ってこられるように、頑張ります。


発表の時もお話しさせていただきましたが、
私にとってSKEは夢へと歩き続けさせてくれた
橋のような存在でした。
今、その橋を渡りきって一人で歩き出すときが
来たのだと想います。


今まで私を支え続けてくださった皆さん、
本当にありがとうございます。
SKEでの一番の宝物の一つが皆さんと
お会いできたことです。
いつか皆さんに一日に早くおかえりって言っていただけますように。


三月の終わりまで、残り少ない日々ではありますが、
よろしくお願いします。



秦佐和子


ううん、ちゃんと気持ちを書くって難しい。
でもそれだけの想いが残るくらいの日々でしたし、
決断だったのかな、と想います。