かつて、スキンケアといえばワセリンに代表されるような油性成分を中心に塗って、

油を塗ったことによるシットリ感=保湿というのが常識でした。


これはこれで、一定の保湿作用と呼べるのですが、

現在においてはこの程度では時代遅れ。


主に使用されている最先端は「肌本来の保湿成分生成の働きを促進させる」「肌を守る保湿因子そっくりの成分を補給する」方へシフトしています。


ペプチド類や一部のエキスがヒアルロン酸、コラーゲン生成促進効果があるものがあったり、

リピジュア、セラキュートのような生体適合性ポリマーと呼ばれる皮脂バリヤの成分に極めて似せた構造の保湿成分が登場したりと、

単に「保湿」と言っても化学の進化は素晴らしい歩みを見せているわけです。


以前のように、ワセリンやパラフィンのような炭化水素、ホホバ、オリーブ油のような植物油を塗って終わり、という単純な手法はすでに古い考えになったといって良いでしょう。

それどころか、ものによっては塗るほどに肌そのものが保湿因子を生成しにくくなるという報告まであるのです。

保湿のつもりで毎日塗っているものが、返って肌の乾燥を早めるというのは皮肉な話です。


むろん、石鹸で顔を洗うなどというのは論外。乾燥肌へ一直線、カピカピ肌はすぐそこです。

石鹸自体が醜悪なものであるというより、肌や髪と相性が悪いと言った方が正しいでしょうか。



そんなところで、より肌に優しいコスメとは何か。新しい研究により進化した手法を取り入れることで、肌が本来あるべき美しさを取り戻すことができるかもしれません。

ぜひ、化学の進化を注視しながら、常識を変えてしまうような成分にも興味を持って頂き、
スキンケア、ヘアケアを新鮮な目線で楽しんでいって欲しいですね。

CMで未だに「ノンシリコン~」と大々的に宣伝しているのを見ると、

伝えることの難しさも改めて感じますが、偏見なしにコスメ化学を知っていくと非常に面白いと思います。

解析でも、深く掘り下げていきたいと思います!

シャンプー解析ドットコム
上田シンジ