① 名古屋城

 

 名古屋城は天守閣や石垣など、いつ見ても壮大で優雅なものだ。

 ただし「耐震性が低いため2018年5月からお城(天守閣)には入れません」 (2024年4月)。

 

 

 以前「西北隅櫓(せいほくすみやぐら)」を見学したことがある。古く急な階段があり内部は往時の姿のようだ。

 

 数人ずつに分かれて上まで上がっていく。

 光が届かず手摺りもない段差の大きい階段はこわい。一段一段膝を運び、上がってからは薄暗い廊下を手探りで歩いた。

 

 年を経(ふ)るにつれてだんだんこのような観光も難しくなるのか。

 

 櫓や天守閣に上れる者(強健でそれだけの苦労をした者)だけがお城を体感し享受することができるのか。

 

 

 名古屋城は、現在名古屋市により天守閣の木造による復元が計画されている。

 

 建立当時(西暦1615年頃)には、おそらく、照明も、冷暖房も、水洗式廁も、火災報知機も、散水機も、昇降機(垂直式・階段式)もなかったことだろう。

 

 再建された天守閣にこれらを設置したら “史実に忠実に” ということにはならないだろう。

 

 <この設備は現代の安全性・利便性に照らして復元の際に設置した>

などと  “史実に忠実か否か” を明示しておくのも一方法ではないか。

 

 

 天守閣

 

 

 本丸御殿

 

 

 西北隅櫓外観

 

 

 西北隅櫓内部

 

 

 

② きしめん

 

 「厚さ1㍉、幅7~8㍉ほどの平たいうどんを『きしめん』という。……現在の刈谷市の平打ちうどん(ひもかわと呼ばれていた)がルーツであるといわれている……」(農林水産省「うちの郷土料理」より)。

 

 名古屋城を見学する前に公園内できしめんを食べた。鰹節や油揚げが乗ったきしめんは、見た目は濃い色だが薄めの味で、麺の固さもちょうどいいものだった。

 

 

 きしめんの店

 

 

 きしめん

 

 

 

③ 愛知学院大学(続)名城公園キャンパス(名古屋市北区)

 

 名古屋城の目の前の愛知学院大学名城公園キャンパスに行く。愛知学院大学は楠元(くすもと)キャンパスを訪れたことがある。

 

 ここ名城公園キャンパスは緑の芝生に映える煉瓦色の新しい校舎。桜も咲いている。構内にはコンビニがあり、ベンチなどの設備も置かれている。

 

 2階の事務室に行き、大学案内のパンフレットをもらって構内を歩いたが、学生の気配が全く感じられない。

 

 

 散策したその日に同キャンパスに対する「爆破予告があったため、オリエンテーションは中止とします。なお……」

 と記された大学名の告知文があった。

 

 

 正面入口

 

 

 構内案内図

 

 

 キャンパス点描①

 

 

 キャンパス点描②(右の木に告知板)

 

 

 

 名所・名産・大学(名古屋市)お城・きしめん・大学 おわり。。。