「大学」の付く駅名は、ただの地名だけや「動物園」「公園」「市役所前」などに比べるとイメージがいいように思われる。長い年月が経つと駅名が地名のような作用を有してくることもあるのかもしれない。

 

渋谷と横浜を結ぶ東急東横線に「学芸大学」と「都立大学」という2つの駅が並んでいる。

駅名の基になったどちらの大学も、学名の由来は地名ではなく、学問の内容や設置形態になっている。

 

 この両駅は「大学」の付く駅名として永い歴史があり、この駅名が“地名”となって近隣の不動産等の価値に影響することもあるとも言われている。

 

現在はどちらも駅のそばに駅名の大学はなく、東京学芸大学は1964年(昭和39年)4月に東京都小金井市に移転し、東京都立大学は1991年(平成3年)4月に東京都八王子市に移転したが、ともに駅名は改称されることなく続いている。

 

 

 学芸大学駅(東京都目黒区)

「学芸大学」駅は、1927年(昭和2年)8月開業し近隣の地名から「碑文谷」駅と名付けられた。

その後時を経て1952年(昭和27年)7月それまでの「第一師範」駅から「学芸大学」駅に改称された。大学が移転した後も駅名はそのまま残されている。

 

 

 

 

 

 

② 東京学芸大学(東京都小金井市)

 

 東京学芸大学は、1949年(昭和24年)5月「東京第一師範」「東京第二師範」などを母体として誕生し、1964年(昭和39年)4月東京都小金井市の武蔵野の面影が残る現在地に移転した。

 

 JR中央線武蔵小金井駅からバスで数分「学芸大学正門」から民家に挟まれた道を進むと正門に着く。

 

事務室に行って大学案内のパンフレットをもらい、構内を歩き回る。

池があり小川があり、雑木が茂り、自然がそのままという感じの場所が何か所かある。

 

大学の施設だけでなく、大学附属の幼稚園・小学校・中学校も同じ敷地内にある。幼稚園児は洩れなくかわいい。

 

マンホールもあった。大学のマークだけで学名は入っていない。マークは獅子座と太陽のコロナをデザインしたものだが、知らないで見ると、何の文様かよくわからない。

 

生協で学名入りハンドタオルを赤と青の2枚買った。これは使い勝手がよさそうだ。

 

 

 正門

 

 

 構内案内図

 

 

 秋のグラウンド

 

 

 附属幼稚園

 

 

 学生食堂