⑥ 大阪大学

 

 JR新大阪駅から地下鉄とモノレールを乗り継いで「阪大病院前」で降りると、文字どおり目の前に阪大病院が広がっている。市内から遠く、通院する人は大変だろうと思う。

 

桜や海棠が咲き誇る構内を歩き始めると、何とも広い。病院構内に続いて、医学部、福利厚生などの建物が連なっている。

 

今歩いている所は大学本部がある吹田キャンパスで、阪大にいくつかあるキャンパスの一つだ。

 

 

構内を歩き回り案内図を見ていると、自転車に乗っていた男子学生がわざわざ降りてきて「どこか捜しているのか」と訊かれ、行きたい場所を親切に教えてくれた。

 

 桜の写真を撮りながら本部前に行くと守衛さんが大学案内のパンフレットをくれ、さらに道案内もしてくれ、売店に行って阪大の学名入りのシャープペンシルを買った。男子学生にも守衛さんにも感謝している。

 

 男子学生に教わったとおりに歩いて小雨に煙る正門を見学したが、こちらは格別のことはなかった。

 

 

 ここ大阪大学は、筆者には最後に訪れた旧帝大で、男子学生と守衛さんのおかげで、単純だが旧帝大全体にいいイメージを抱かせてくれた。

 

 阪大は現在大阪市に隣接する吹田市など何か所かに散らばっている。吹田キャンパスだけでも充分広く、大学らしい重厚な歴史を感じる建物は見当たらないが、いずれ他のキャンパスも歩いてみたい。

 

 

 大阪帝国大学は、6番目の帝大として誕生した。「7つしかない旧帝大が隣り合った府に作られた弊害を一挙に被っている自称三番手」。

 

 

 正門

 

 構内案内図

 

 大学本部

 

 大学本部

 

 大阪大学生命科学図書館

 

 生協売店

 

 阪大附属病院

 

 病院横の花海棠の木