⑤ 北海道大学

JR札幌駅から歩いて数分で北大正門に着く。大都市の中心駅から極めて便利な場所だ。思ったより小さな正門から構内に入る。石造りの正門より煉瓦と石を組み合わせた南門の方が立派に見える。

 

正門を入ってすぐ左手に「インフォメーションセンター エルムの森」があり、観光客がいっぱいいて北大グッズなどを買っている。

 

このセンターの脇を栗鼠が走り抜け、子どもは歓声を上げ、筆者は「オッ、北大!」と思った。

 

 筆者も農学部名入りのキーホルダーを買って散策を始めた。適度に大きな木が聳え芝生の中を小川が流れている、という公園としか思えない場所を芝生でミーティングをしている学生を羨ましく思いながら、足取り軽く歩を進めた。

 

 “公園”の端に古河記念講堂(旧東北帝国大学農科大学林学科教室)がある。この建物は教室として作られ、外壁が全面板張り白ペンキで塗られ白亜の殿堂の趣を呈している。四囲の緑と実によく映えていた。

 

 “公園”から向かったクラーク像では、像の台座に2つ3つの男の子が座り、その子のお姉ちゃんがその子をスケッチしている、何とも微笑ましい構図を見かけた。

 

 今回歩いたのは広大な北大キャンパスの南の端の方、ほんの一部に過ぎない。性根を据えてゆっくりじっくり全貌を見学したいと思っている。

 

 正門

 

 南門

 

 構内案内図

 

 「エルムの森」

 

 公園としか思えないキャンパス

 

 “公園”でミーティング

 

 古河記念講堂

 

 少年よ大志を抱け!!

 

正門横の案内板。北大病院「北進500m」、獣医「北進1000m」が

北大の広さを表わしている。