カンジダの原因菌は真菌です。
簡単に言うと陰部の水虫です。
しかし症状は少しだけ違います。

カンジダに罹ったら、最初は陰部の感染部位の皮膚が赤く腫れ、痒くなります。菌によっては赤みの出方が尋常ではなく、健康な部位とカンジダの部位が全く別の素材で出来ているように見えるほど、質感が変わり、グロテスクになります。

それが一旦、落ち着くと、患部の皮膚が黒く茶色く変わります。

そして、ここからがもっと厄介になります。
カンジダの患部は徐々に、しかし確実に広がります。それを痒みと皮膚の変質で思い知らされることになります。最初は陰茎の根元から始まったはずなのに陰茎と陰嚢が痒くなり、それが蟻の戸渡り、最終的に肛門まわりまで広がりました。
つまり患部は一部でも陰部全体に広がってしまうのです。

そしてこの段階で、患部の表皮から、チリやホコリのような小さくて真っ白な角質が出てきます。それと同時に患部の皮膚が異様に湿ります。
これが本当に厄介で、つまんで取ろうとしても皮膚が湿ってて取りにくい。
万が一、乾燥しても、結局、取っても取ってもどこからか剥けてくる。

恐ろしいのは、お気づきの方もいるでしょうが、この角質はカンジダ菌のかたまりです。これが尿道に貼り着くだけで、炎症が起こって尿道が痛みます。これは大体が尿道口に角質がついてるのが目視で見えるので、それを取ると炎症がおさまります。しかしこれが爪の間に入ると、今度は爪の間が異様に痒くなったり痛くなったりします。これは後で書く薬を塗らないと治りません。

これに加えて
私の場合は、陰毛が増えました。毛量が増えたのではなく、生える場所が増えました。一番、困ったのは陰茎にまで陰毛が生えたことです。人によっては生まれつきの体質で陰茎にも陰毛が生えることもあり、それ自体はおかしくはないのですが、生えた理由が理由であるために、情けない気持ちになりました。

毛が増えるだけでなく、毛の質が病的に悪化しました。陰毛を抜くと、3本に1本はピンセットで引っ張った時点で何の痛みも無いほど途中で切れてしまいます。丁寧に抜くと、普通は丸くて油分で白みがかってる毛根が、昆布のように黒光りしてひらべったくブニブニになってます。これもとてもグロテスクです。

しかも、カンジダに罹っているときに陰部の毛抜きをすると、抜いた後の毛根が全て、小さなドーム状に腫れます。カンジダは表皮だけでなく毛根にまで侵食し、猛威を振るうのです。