3度目の防衛戦となった瀧澤博人(日本バンタム級王者/ビクトリー)。
昨年のムエタイ強豪との連戦での経験を得て、進化した戦いを見せ防衛を果たすのか?
HIROYUKI(藤本)が王座奪取で2階級制覇を達成するか?
注目の日本バンタム級タイトルマッチ防衛戦直前の瀧澤博人にインタビューしました。
瀧澤 やっぱりどちらの試合も勝ちたかったけど、闘い終わってみたら勝ち星何個分もの経験を積むことができたと思います。世界最高峰の舞台の現王者と元王者と向かい合うことができたのは、これからの自分のキック人生にとって大きな財産になったと自負しています。
──今回はカオタム戦以来、6カ月ぶりの一戦となります。
瀧澤 デビュー以来、これだけブランクを空けるのは初めてなんですよ。本当はすぐにでも試合をしたいという気持ちだったけど、そこをこらえてまた一から自分を作り直してきました。どんな場面になっても、負けない。それが王者だと思う。僕は王道を突き進む王者でありたい。打ち合っても、スピードでも、スタミナでも負けない。誰が見ても、「あっ、王者だ」と思われるような王者になりたい。この半年間の充電期間をお見せする意味でも、次の防衛戦は必ずKOで勝ちます
──挑戦者の印象は?
瀧澤 以前から周囲には「僕と闘いたい」と言ってみたいみたいだけど、正直目障りですね。今回は黙らせるいいチャンスだと思っています。一度彼とは試合をやっていてドローに終わっているけど、当時はまだお互い未熟でしたからね。KOで3度目の王座防衛を果たして、もう一度強豪タイ人と対戦できるところまで自分をもっていきたい。
(スポーツライター 布施鋼治)