新日本キック4・10市原臨海体育館大会は新日本キック及び市原ジムを牽引してきた『名勝負製造機』蘇我英樹(WKBA世界スーパーフェザー級王者/市原)の引退試合が行われる。
その蘇我選手の後輩である今野 明(日本ミドル級1位/市原)がセミファイナルに登場し、先輩の引退試合に花を添える。
年に一度の市原ジム主催興行を直前に控えた今野 明選手にインタビューしました。
1. まずは新日本キック4・10市原大会が直前となりましたが現在の調子はいかがですか?主催(市原ジム)ジム興行という事もあり気合入っていると思いますが。
→(以外、今野選手)
現在の調子は非常に良いです。
昨年の王座決定戦の敗戦から新しい事を取り入れて、それが自分にかなり良い影響を与えています。昨年の自分と思わない方が良いと思います!!
2.今回はセミファイナルに登場し対戦相手は徳王(伊原道場本部)となりましたが対戦相手の徳王選手の印象は?
→若い選手で蹴りも肘も首相撲も仕掛けてくるイメージです。
キックボクシングで出来る攻撃は満遍なく出来る選手、そんなイメージです!!
3.そして今回の市原大会にて長年市原ジムをそして新日本キックボクシング協会を牽引してきた『名勝負製造機』蘇我英樹(WKBA世界スーパーフェザー級王者/市原)選手が引退することとなりましたが、今野選手は先輩の蘇我英樹選手の引退にあたっての胸中はいかがですか。
→蘇我さんの引退については自分が特に言う事はないですが、蘇我さんには感謝の言葉しかないです。名勝負製造機というファイトスタイルとは違い、普段の蘇我さんは凄く後輩思いですし、プロ意識が物凄く高い方で、自分が蘇我さんとは1番一緒に練習した後輩だという自負がありますし、1番お世話になりました!!
あまり人の事を尊敬したりするタイプの人間ではないのですが、蘇我さんは尊敬すべき先輩ですし、自分達市原ジムの兄貴的な存在です!!
今までもたくさんの事を教わりましたし、これからも色々と教えて頂きたい事は沢山あります。
しかし、ジムにとっても協会にとってもそれだけ大きい存在が抜けるので、自分が引っ張って行かないといけないという自覚も強くなりました。
ここからの自分は今までとは変わってくると思っています!!
4.そんな先輩でもある蘇我英樹選手の引退の後、市原ジムを牽引する立場となる今野選手ですが、蘇我英樹選手から学んだ事、そしてこれからどんな戦いを見せて市原ジムを牽引する意気込みですか?また、蘇我英樹選手との思い出などもありましたら教えて下さい。
→プロ意識、選手として試合でどうお客様を沸かせるか、蘇我さんは常にその事を頭に入れていた気がします。自分もそれを意識して行動していきます。
とはいえ、蘇我さんと自分はファイトスタイルも体格も全く違います!!以前は蘇我さんのような戦い方をしたいと思っていましたが、今は長年培ってきた自分のスタイル、自分の考え方、取り組む姿勢、そういった物を試合で見せる事が出来る選手になろうと思っていますし、プロキックボクサーという自分をもっと前に出して、お客様を呼べる選手になろうと思っています。
蘇我さんとの思い出はたくさんありますが、よく日曜日に蘇我さんと地元の運動公園でロードワークをしていたのですが、そこまでは蘇我さんの車で向かっていたのですが、産まれてから今までずっと住んでいるはずの地元で何回も行っている道を間違えたりする、試合では見られないお茶目な蘇我さんの姿が思い出深いです。
5.では最後に蘇我英樹選手の引退試合が行われる新日本キック4・10市原大会にお越しになる皆様へ一言。
→年に一度の市原大会、試合に向けて選手一同
万全の準備をしています。
蘇我さんの試合は勿論、後輩の田中、韓国のチュー、そして勿論自分も最高の試合をしますので是非会場に来て体感して貰えたらと思っています。
尊敬する先輩、蘇我英樹の後を追いかけてきた今野 明の試合に注目です。
(新日本キックボクシング協会広報部)