FB等は更新しておりましたが、こちらのブログでの報告がまだでした。
先日行われました関東女子フットサルリーグ第13節。ホームゲームにたくさんの方の応援をいただきありがとうございました。
この試合174人のお客様に来ていただき、これでシーズンを通して1429人の方が当クラブの試合を応援に来てくれました。たくさんの方に支えられ感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
試合のほうは2-2の引き分けとなりました。
いろいろな感情が渦巻くゲームということもあり、ウォーミングアップから浮足立っている印象があり、是正しようと声をかけて臨みましたが、その雰囲気のまま試合が進んでしまい2失点。その後追いついて何とか引き分けで終わることができました。
最終戦にも関わらず、試合展開的にピッチに送り出すことができなかった選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この結果、7位でフィニッシュとなりました。入れ替え戦行きがギリギリ回避できるポジション。
おととしの2ndリーグから監督に復帰しての3シーズン目。今年のチームはこの3シーズンの積み重ねでさらに上を目指せるチームにしたいと考えておりましたが、結果的にはいつものポジション。ひとえに監督である自分の責任ですね。
開幕前、チーム全員にチームで成し遂げる目標を掲げてもらいました。
そのとき多くの選手が、関東リーグ優勝、全国大会出場という目標をあげました。
選手権では関東大会で3位になりあと一歩で全国を逃すというところまでは行きましたが、どちらの目標も達成することはできませんでした。
今年の関東リーグの優勝は2年連続SAICOLO、2位にフウガレディース、3位にVEEX TOKYO。この3チームが地域チャンピオンズリーグへ出場します。ぜひ関東を代表して頑張ってもらいたいと思います。
ほかのチームとこの3チームを比べてどこが違うのだろうと考えたときに、それはチーム作りの積み重ねだろうと思います。
チームのアイデンティティを引き継ぐ中心となる選手が複数いること。
その周りにチームに帰属する選手がいること。
そして適度な選手の入れ替えがありリフレッシュを重ねていること。
最近、関東のチームはなかなか全国では勝てず、関西の各チームや、丸岡などが全国の上位の常連になっていますが、同じことがいえると思います。
入れ替え戦行きになった2チームは昨オフに中心選手が抜けて苦しいシーズンでした。
うちと一緒に下位リーグを争ったアニージャもシーズン途中で中心選手が抜けて苦しかったと思います。4位となった浦安も、昨オフで抜けた中心選手の穴を埋めきれなかったシーズンだったのではないでしょうか。
ここ数年、選手の移動が激しくなっている関東の女子フットサル界。
日本リーグが始まりさらにその動きは増えると思います。
フットサルは個人スポーツではなくチームスポーツなので、チームとしての成熟度が成績に結びつきます。単年で優勝したい、勝ちたいといってもそこには限界があります。
積み重ねの上にしか、それらは成しえないです。
価値観をどこに置くか。
とにかく自分を高めたい、うまくなりたいという感情もあるでしょう。
あの選手とやりたい、もしくはあの選手とはやりたくないという感情もあるでしょう。
しかしその中で
このチームでやりたい、このチームを高めていきたい。
そういう感情に一番の価値観を置ける選手。
そういう選手が多く在籍し、積み重ねていければチーム力は上がっていきますし
そういう選手が結果的にこのスポーツでは大成していくのではないでしょうか。
いろいろな考え方があると思いますが自分はそう考えています。
だからこそ
このチームでやりたいという選手が多くなるようなチーム作りをしていきたい。
そのための答えはまだ持ち合わせていませんが、それが試合に勝つことやリーグで優勝することより大事なことであることは間違いないと思います。
今年の関東リーグで引退を決めた2選手。
ラス・ボニータスの本多選手。チームだけではなく日本を代表する選手。年齢を重ねてもストイックで、謙虚で、チームの勝利に貢献できる選手。
以前、うちの施設で行った有料のGKクリニックに参加者として参加したとき。
ほかのGKのトレーニングの邪魔にならないように、周りのボールをよけたり、汗でぬれた床を拭いてあげたり、そして声掛けをしたりと、誰よりもそういった行動をしている姿を目にしました。そして自分の番になれば、本当に細かい部分までアドバイスを求めて納得のいくまで聞いている様子がありました。その姿を見たとき、彼女が日本代表のゴールを守り続けられる理由がわかった気がしました。
当チームの竹山は代表歴もないですし、派手な選手ではないですが、8年間チームを支えてきた選手。実は昨年のオフも引退するかどうかの話をしていました。
しかし結果的に1年間継続したわけですが、「このチームをしっかり残していくためにあと1年頑張ろうと思ってやってきた、自分の役割は果たせたと思う」と辞めるあいさつで話していました。おととし、9人が退団するという危機的状況を乗り越えられたのも彼女の力が大きかったと思います。
今回功労賞としてこの二人が表彰されましたが、それがほかの選手にもいい影響を与えられたらいいなと思います。関東女子のフットサル、日本の女子のフットサルの価値を高めていくためにも。
今シーズンたくさんの応援ありがとうございました。
また来シーズンに向けてチーム作りをしっかりしていき
今期より面白い試合をお見せできるよう頑張っていきたいと思います。