昨日は、一般社団法人日本フットサル施設連盟の理事会でした。
施設連盟はフットサル施設が集まる業界団体です。
最近では二つの大きな大会を運営しました。こういった全国規模の大会を運営できるのも、連盟の強みですね。
JFAエンジョイ5 →今週末全国大会で終了、のべ110施設が参加。
カラダ再生カップ →現在地域大会開催中。12月1日に全国大会。
現在行われている二つの全国大会の総括や反省などを含め、今後連盟としてどのような活動をしていくかなどが話し合われました。
フットサル場は装置産業でありサービス産業であるといえます。
ボーリング場やカラオケなどのように、まずはハードを作ってそこを利用してもらう。
昔はそういった側面の方が大きく、面貸しが収益の大半を占め、
コートさえあればお客さんは利用してくれるという感じだったと思います。
シャワーのない施設などもたくさんありましたね。
しかし、施設がどんどん増え始め地域によっては飽和に近い場所も出てきました。
競合が増えればサービスの向上も求められ、作れば売れる時代からの転換が必要になりました。
ハード面でも、シャワーなどはもちろん必須ですし、広い更衣室、クラブハウス
飲食の充実、物販スペースなど各社が様々工夫をしてよりよいサービスの向上を競い合っています。
ソフト面でもイベント、子供向けスクール、個人参加、クリニック。
このような施設独自のサービスの向上が現在のフットサル施設を支えています。
現在全国には約600施設があります。
公共施設の利用促進が進めば、また次の転換期が来るでしょう。
場合によってはフットサル施設の存在意義も問われることになるかもしれません。
テニス場がそうだったように。
そんななかで、唯一の業界団体として何をしていくべきか。
現在加盟は全国の中で3分の1程度です。正直少ないと思います。
各社が横のつながりを持たず、独自路線で行く。そう判断している施設も多いかと思います。
でも結局はお客の奪いあいだけをしていても、先はなくフットサルをする人を継続的に増やしていくこと、そういう場をなくさないことを同時並行していかないと、この業界の先はないと思います。
そこで、冒頭の言葉
「右手で握手して左手で殴り合う」
昨日理事会後の懇親会で業界の大先輩に頂いた言葉です。
施設連盟はそういう組織を目指していかないといけないと思います。
競争し合いながらも協力をしていく。
各社が、何かをしてくれると思って入ってくる受動的な団体ではなく
入ってそこでなにをやるかを、それぞれが考えて意見を出し合いながら業界全体を伸ばしていく。
全国の全てとは言わないまでも、そういった強い意志を持った施設が集まる強い業界団体。
そんな連盟にしていきたいなと強く思った1日でした。
本日は、施設連盟の専務理事であるメッセグループの石谷さんがレジャー産業展でセミナーの講師を務めたので拝聴しに。多くの業界に興味のある方がお見えになっていましたね。
日々勉強、日々精進。
