19日は春日部市内予選、昨日20日から本格的に予選が始まり、23日の決勝リーグまで毎日行われています。
ハーレンフースバルは、ドイツでは30年以上の歴史が有り、主に冬場のサッカーのトレーニングの一環として行われていて、冬季になるとアマチュアからプロまでカテゴリーごとに毎週のように大会が行われています。
このKERAMIK CUPは、U-17の国際大会として歴史の深い大会でドイツ国内ではブンデスリーガの下部組織しか出場することはできず、また前の年に1次リーグで敗退すると翌年呼んでもらえないなど、本当にシビアな大会となっています。
各チーム、年齢別の代表選手も多数出場しており、スカウトもたくさん訪れ、この大会からプロサッカー選手になった選手もたくさんいます。
ハーレンフースバルについて、KERAMIK-CUPについては、主催する一般社団法人ハーレンフースバルジャパンのウェブをご覧下さい。
今日は競技の特性を少し紹介しながら、やる楽しみ、観る楽しみを少し高めていただこうと思いまして書かせていただきます。
1.コートサイズ、人数
コートサイズはフットサルと同じ大きさで行われ、5対5という人数も変わりません。
なお、今回の日本予選は縦が36.7Mと通常より3M程度短くなっており、より狭いスペースでの攻防となっております。
ゴールは少年用サッカーゴールなので、幅が5Mあります(フットサルは3M、サッカーは7M)
フットサルよりもゴールが生まれやすいです。
2.壁
最大の特徴であり、この競技をより楽しくさせているものが周囲の壁です。
ちょうど胸の高さぐらいの壁に囲まれていて、基本的にボールが外に出ません。
なので、プレー展開が非常に早く、攻守の切り替えがフットサルよりも速くなります。
また壁を利用した一人ワンツーや、壁を利用してブラインドになっている味方へのパスをするなど、イマジネーションあふれるプレーが随所に見られます。
3.ボールはサッカーボール
これも特徴です。サッカーの5号球を使用します。フットサルボールは屋内スポーツの特徴を引き出すために、コントロールのしやすい4号球であり、バウンドのしにくいローバウンド球を使っています。しかし、ハーレンフースバルは普通のサッカーボールです。
スポーツコートでやっていますのでよく跳ねますしコントロールもしにくいです。
そのためより正確なコントロール技術、特に浮き玉の処理、トラップの扱いが要求されます。
4.ルールはほぼサッカー
ルールはほぼサッカーなので、特にボディコンタクトが激しくなっています。
壁に囲まれていることの圧迫感、狭いスペース、ボールコントロールの難しさなどこれまでにあげた特徴が混ざり合い、激しいボディコンタクトが要求されます。
このスポーツを通じて、インテンシティあふれる選手が生まれてくることに期待しています。
まだまだ選手がなれておらず、競技の特性を理解しきれていないので、ちょっと激しい攻防のみのゲーム展開になることが多いですが、以下のような特徴を理解してプレーをすると、ちょっと違う展開になると思います。
1.壁に囲まれてはいるがフットサルと同じサイズのコート
壁に囲まれている圧迫感からか、プレーの幅を取れないチームが多く、縦に早い展開になっています。壁ギリギリまで横幅を使えるチームが増えてくると、違う展開が見えてくるでしょう。
2.ゴールキーパーへのバックパスは何回でもOK
サッカーと同じなので、GKは何度でもバックパスを受けることができます。ですので、この狭いコートではもはやフィールドプレイヤーの一人として参加することができます。
実際、ドイツ大会では、マイボールの時はゴールキーパーが交代してフットサルのパワープレーのような展開になることが多かったです。
3.自陣からのシュートはNG
シュートは相手陣内に入ってからでないとできません。これも大きな特徴です。ですので、2番と組み合わせて考えると、何度でもゴールキーパーが使えて、パワープレー返しのリスクがないということになります。
4.狭いスペースの有効な使い方
フットサルの特徴として挙げられるのが、スペースをどうやって作るかというフリーランニングの動きだったり空いたスペースをどう活かすかというプレーです。これは、サッカーでもバイタルエリアなどで要求されるプレーですが、フットサルでは常にそれが求められます。このハーレンフースバルでも考え方は同じで、ボールをもらう動きだけでなく、このスペースメイキングの動きができてくると、違うプレーが見えてくると思います。昨日、これができていたチームは少なかったですね。
5.攻守の切り替え、オフサイドは無し
壁に囲まれているので攻守の切り替えがより要求されます。ドイツ本大会ではカウンターが非常に早く、またその精度も高かったのですが、そういう場面が少なかったのは、裏への抜け出し、たてのスペースの使い方がまだ不慣れだったこともあるのかなと思います。オフサイドがないので、もっと深い位置のスペースを有効に使えるチームが出てくると面白いかもしれませんね。
6.セカンドボールの対応
壁に囲まれていることで、プレーは基本的に切れません。なのでシュートのあとやクリアのあとなど、壁があることを想定したセカンドボールへの反応の速さが要求されます。
特に、ミドルレンジからのシュートで枠を外れた、キーパーが弾いたというボールが壁に当たり跳ね返ったところに反応できるあできないかで勝負が決まったりしますし、場合によってはわざとシュートを外してセカンドボールを狙わせるという選択肢も持つことができます。
と、長々書きましたが、単純なようで非常に奥が深いスポーツであり、サッカーの冬季トレーニングとして長年支持されてきている理由も頷けます。
あと、観戦の方は最後の1分間の攻防をぜひお見逃しなく。
試合中音楽が流れているのもこのスポーツの特徴ですが、最後の1分は特別に用意されたテンポの速い音楽が流れます。この最後の1分で勝負が決まるというゲームも少なくありません。
目と耳で、ぜひこのスポーツを楽しんでくださいね。
最後に昨日の結果を載せておきます。
浦和レッズ、西武台、武南、FC東京、柏市立が2次ラウンドへ進出しました
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