この競技は、ドイツやイングランドなどで冬場のサッカートレーニングとして始まった競技で、約30年とまだ歴史も浅い競技ではあります。
こちらは昨年ドイツで行われた本大会の模様。
今回大会が行われた ワッセ仙台の会場の様子。

フットサルと同じコートサイズに、小学生用のゴール。
周囲を壁に囲まれているため、基本的にプレーが途切れません。
ボールはサッカーボールを使用。
ルールはほぼサッカー。スピーディーで、激しいです。
このKERAMIK-CUP はドイツで行われているU-17の国際大会で
ドイツではブンデスリーグの下部組織しか出場できないレベルの高い大会。
日本では過去3年間、関東で予選を開催していて、今年から会場を東北に移しました。
東日本大震災を契機に、東北に新しいスポーツを導入して、このスポーツを東北に根付かせたいという想いと、このスポーツの本来の目的である、冬場のサッカートレーニングというところをより具現化するために、シンボル的なこの大会を東北に持ってきました。
今大会は、東北プリンスリーグ所属チームを中心に下記の6チームで開催。
ベガルタ仙台
モンテディオ山形
東北高校
聖和学園
尚志高校
盛岡商業高校
6チームの総当たりリーグのあとベスト4で決勝トーナメント。
決勝は ベガルタ仙台 対 モンテディオ山形の戦いになり、ベガルタ仙台が勝利し優勝を飾りました。ベガルタ仙台は日本代表として、ドイツ本大会に出場していただきます。

最初はどのチームも、慣れないせいか戸惑っているみたいでしたが、最後の方は壁を使ってのワンツーなど、環境を上手く活かしてプレーしている選手が出てきましたね。
個人的な雑感ですが、プレー環境はフットサルに近いので、フットサルの要素、動き方、スペースのつくり方などを知ると、よりこの競技を楽しめるのではないかと思いました。
音楽を流し、ラスト1分ではラスト1分用の音楽を使用。
今回は、モンキーマジックさんにその1分用の楽曲を提供してもらいました。
周囲が囲まれていて観客との距離も近く、イベント性の高いスポーツですね。
フットサルとサッカーの間、そんな位置づけのこのスポーツがさらに広まってくれるといいなと思っています。
ただし課題もあります
今回周囲を囲んでいる壁、ひとつ40キロぐらいあります。
今回は設営も撤去も参加の高校生たちに手伝ってもらいましたが
かなりの作業員が必要。
壁がないと魅力も半減してしまうし、常設コートを増やすのはちょっと大変だし。
そのあたりのハード面の課題が残ります。
そのあたりをどう解決していくかが今後の課題ですね。
この、KERAMIK-CUP以外にも今後もイベントを企画していく予定ですので、参加する機会があればぜひお越しください。

今回参加された皆さんと大会アドバイザーの平瀬智行氏。
一般社団法人ハーレンフースバルJAPAN