ダイレクトパス | エフネットスポーツ社長日記

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埼玉を本拠地に活動するフットサル・サッカー関連会社の社長日記です。
仕事のこと、プライベートなこと、気ままに書いております。

昨日のなでしこの試合を見て
FBで、ガロの横田さんが「なんでみんなダイレクトを選択するんだろう」と
コメントしていました。

そこから何人かが加わり、意見を出し合ったのですが・・・

なんで、みんなダイレクトパスをしたがるんだろうか。



これはバルサのダイレクトパスを集めた動画。
まあ、すごいし、楽しそうですよね。

でもダイレクトパスを集めた動画だから、常にこんなサッカーをしているかといえば否で
やはりダイレクトとそうじゃないパスを使い分けている。

1.ダイレクトじゃなくてはいけない場面
2.ダイレクトのほうがいい場面
3.ダイレクトでもいい場面
4.ダイレクトじゃなくてもいい場面
5.ダイレクトじゃないほうがいい場面
6.ダイレクトじゃダメな場面

プレーをしていると、ざっとこんな状況が生まれると思うんですが
フットサルの指導現場で、多くの選手が4番から上の場面でダイレクトパスを選択します。

5の場面でも選択する選手もたまにいますね。

フットサルにおいて、1という場面はそれほど多くないと思っています。

フットサルではスペースが限られていますので
基本的にはマーカーが近い距離にいます。

その中で、スペースを生み出すためにフェイクなどの動きを行いますが
ダイレクトパスでは、そのフェイクをしてスペースを生むという時間が
なくなってしまいます。

ダイレクトパスを選択するには、その選択が上のどれにあたるのか
自分の技量ではこの場面でダイレクトパスが成立するのか
失敗した場合のリスクはどれほどなのか
周りの状況はどうなのか、などなどを考えてプレーする必要があると思います。

3より下の場面ででダイレクトパスを選択してしまう選手の多くは
周りの状況をしっかり見て、プレーのやり直しができない選手であるという
傾向もあります。

アラ・アラで長い横パスを出して、奪われカウンターを食らうとかね。

これって、子供のころからの癖なんですかね。

トレーニングの場面では、ダイレクトコントロールの技術向上や
状況判断力の向上、サポートの向上などを目指して、ダイレクトゲームや
ダイレクトのロンドなどを行いますが、そういったトレーニングの中に
もう少し違う判断材料を入れたトレーニングをすることが必要なのかなあと
思ったりします。