プレイヤーズマネージメント | エフネットスポーツ社長日記

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埼玉を本拠地に活動するフットサル・サッカー関連会社の社長日記です。
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今月号のPIVO 松崎氏の「審判力」を読んだ。


冒頭のテーマとなっているのは、Fリーグ開幕セントラルの大阪対大分。

この試合の最後、大分の第2PKの場面で、イゴールがペナルティエリアぎりぎりまで

前に出てきたプレーについて。


これは、当日現場にいて同じ感想を持った。


第2PKは「壁なしの直接FK」で、通常のFKと同様に5Mの距離まで詰めることができる。

PKの場合は、GKは、キッカーが蹴るまでライン上から前に出ることができない。

ここが決定的に違う。

前に出れば、当然シュートコースが狭まるのでGKのほうが有利になる。


第2PKは10M。ペナルティエリアが6Mだから、第2PKマークからペナルティエリアまでは4M。

ルール通りであれば、GKはペナルティエリアの1M手前までしか出ることができない。


この場面では、イゴール選手がペナルティエリアぎりぎりまで出ていたけど反則にならなかった。

試合結果を左右した場面といっていいだけに、なぜやり直しにしなかったのかが不思議だ。


で、このコラムの中で一番納得した部分が


「審判には熱くなった選手を落ち着かせる”間”がほしい」という部分。


審判はジャッジをするだけではなく、ゲームをコントロールする役割があり

プレイヤーとの意思疎通をして「プレイヤーズマネージメント」をすることが

説得力のあるゲームコントロールにつながるとの結び。


本当にここに尽きるのだと思う。


以前もブログに書いたが、選手とどのようなコミュニケーションを試合で作れるか。

それがいいコントロールにつながる。


審判のジャッジは最終であり、絶対だが、それは選手側から考えないといけない言葉。

審判側から「俺のジャッジは絶対だ」という態度で試合をしていたのでは

なかなか試合は収まらないしね。


自分がかかわった審判の中には、試合中一切選手と話をしない審判もいた。

話しかけても無視。声でコントロールすればいいのに、指で指し示すだけとか。


審判のジャッジが最終であり、絶対であるのならば

審判には説明責任があると思う。


今の反則が何の反則なのか、最低限それぐらい試合中でも選手と会話できるぐらいがちょうどいい。

何の反則かわからなければ、同じ過ちを繰り返すし、

下手したら「繰り返し競技規則に違反する」という項目で警告食らうしね。


あーこのページを、あの人に見せたい(苦笑)