コミュニケーションが大事  | エフネットスポーツ社長日記

エフネットスポーツ社長日記

埼玉を本拠地に活動するフットサル・サッカー関連会社の社長日記です。
仕事のこと、プライベートなこと、気ままに書いております。

先日の名古屋対鹿島戦のトゥーリオの猛抗議。

まあ、あれは笑うしかないのですが、サッカーやフットサルって、とかく「審判対選手」みたいな構図になりがち。


選手も審判を信頼していないし、審判も選手を信頼していないことが多い。

選手が審判を信頼しないから審判がかたくなになるのか、その逆か。

まあ鶏と卵の話じゃないけどどっちもどっち。


今シーズンからかな。「リスペクトワッペン」というのを審判が付けています。


選手、コーチ、サポーター、レフェリー。それぞれがお互いをリスペクトしようという試み。

ようは、今はリスペクトし合ってないよねってことだと思います。


自分は仕事で審判をよくしているし、最近ではチームの監督もやっているので選手側として審判とも接しています。そんなとき、いつも思うのが「コミュニケーションが下手だなー」ということ。


人間だからミスは必ずある。それは必然。

だからそれに対して一時的に異議というか意見は言うけど別に引きずるつもりもない。

だって、完璧なジャッジなんてなかなかないですからね。


サッカーを見ていて、試合のコントロールがうまい審判は選手とよくコミュニケーションを取っている。

反則があったときやボールが切れた時などに。時には和やかに。

あー余裕があるんだなと思います。


余裕がないと選手と会話すらできない。自分のジャッジに精いっぱい。

何か言われると、すぐに異議ととらえ全く受け付けないような態度を取る。


「今のが何でファールなのか」に対して「うるさい!」ってそりゃないよね。

こういうファールだって言えばいいじゃない。

理由が言えないファールなら取らなければいい。


ペナルティぎりぎりの反則。当然壁を作るけど、ペナルティーは6M。壁は5M。

単純に考えて、ゴールラインから1M前に壁を作れるはず。

だけど、審判に指示されてゴールラインぎりぎりに壁を作るように動かされた。

抗議をしても一切無視。あわよくば警告でも出すんじゃないかというそぶり。

コミュニケーションを取るつもりがあれば、自分の間違えに気付くはず。

そうすればそんないざこざいらないですよね。


ゴール前でオフェンスファールを取った。審判もオフェンス方向を指している。

よし、カウンターだと思ったら、逆を指した。まあ、よくある指し間違いです。

そんなとき、自分なら一度プレーを止めて再開させます。

自分の指し違いで、状況が変わってしまうから。

そして、選手に謝ります。指し違えたと。


どうも、審判の中にはこの選手に謝るという行為ができない人が多いようだ。

威厳のあるジャッジと、ただ威張っているのとは違う。

自分が明らかに間違った時は、謝ればいい。「ごめん、指し間違えた」と。

それでその場は収まるし、選手のフラストレーションもたまらない。


審判はキックオフから終了までのすべての決定権をゆだねられているだけであり

決して偉いわけではないし、人間としては選手と対等なはずだ。

偉そうにする理由なんて全くないと思う。


なんか文句みたいに聞こえるかもしれないけど

自分も審判をしているので、このエントリーは自戒も込めての意見ということで。


試合後に、意見を言わせてほしいって言ったら、それも抗議だから受け付けないって言われたことがあったな(笑)

別に判定を変えろとか言っているわけではなく、何の反則を取ったのかなんて言うのは

選手側からの当然の問いであり、審判にはそれを説明する義務はあると思うんだけどね。

だって、なにを取られたのかわからなければ試合で繰り返すでしょ。


審判も選手を経験するといい。選手も審判を経験するといい。


お互いがお互いの気持ちを理解して、立場を理解して臨めば

もっと良好な関係を築けるはずだ。