私自身、ずっとサッカー、フットサルをやってきましたので
スポーツ中の怪我は数多く経験しています。
また今はイベントを運営していますので、大会中の怪我には
よく遭遇します。
怪我には、自ら怪我をしてしまうケースや、相手の反則により
怪我をしてしまうケース、予測の出来ない事故により怪我をしてしまう
ケースなど様々です。
軽い怪我もあれば、手術等が必要な重大な怪我に繋がるケース、
もしくは一生障害を抱えなければならないケースもありえます。
もちろん、死亡してしまうケースもありえます。
公式リーグ戦では、保険に入ることが義務付けられていますが
一般の大会では任意での加入となっています。
当社も希望するチームには保険の加入を行っていますが
加入されるチームが少ないのが現状です。
スポーツ保険には自ら怪我をしてしまったときの傷害保険と
相手に怪我をさせてしまったときの賠償責任保険がついているものが
ほとんどです。
スポーツに怪我は付き物です。もしものときのために加入されることをお勧めします。
よく使われている保険は スポーツ安全保険 です。
試合中、相手の反則により怪我をしたケースで「相手に治療費を請求したい」とおっしゃる方がたまにいます。
法的な話をしますと、スポーツ中の事故に対して相手に損害賠償を求めても
認められることはまずありません。
それが認められれば、スポーツは成立しなくなるのは、ボクシングなどを見れば
明らかだと思います。
もちろん、乱闘とか、まったくスポーツに関係ないところは別です。
明らかに相手に過失があったと判断されなければなりません。
明らかな過失の立証は非常に難しく、たとえば「アフターファール」が明らかな過失かといえば、スポーツの一部として過失と認められないでしょう。
心情的には理解しますが、残念ながら自己の責任で対処をしなければなりません。
それは軽い怪我であっても、重い障害を負った場合であっても同じです。
常にそのようなリスクがあるということを理解しなければなりません。
「スポーツに怪我は付き物」という言葉は皆さん理解していると思いますが
怪我をした後のことをしっかり考え、保険に入られることを強くお勧めします。