先日、ペスカドーラ町田のバイアーノ監督が解任された。
辞任ではなく解任である。理由は成績不振ということだろうか。
昨年、リーグわずか1日で名古屋オーシャンズのオスカーが解任されたのは
大きな衝撃となった。
最近特にFリーグが始まって思うのだが、簡単に監督を変えるチームが
多い気がする。そしてそれは特に外国人監督によるものが大きい。
確かに、成績が上がらなければ監督が責任を問われるのは仕方がない。
ただ、それは監督もプロであり選手もプロである場合だ。
日本のように(オーシャンズを除き)選手がアマチュアであるのに対し
監督のみが外国のプロ監督という場合において、果たして100%監督に
責任を押し付けていいものだろうか。
成績とともに、コミュニケーションや戦術などが解任の理由に
上げられることもある。
コミュニケーションという意味ではそれはクラブの責任であり
戦術云々は監督の戦術に従えない選手に問題があるだろう。
日本のフットサルは今まで監督をおかずにやってきたチームが多い。
自分達で考えて、ビデオなどを見て研究して、成長してきた。
しかし時代は変わった。Fリーグが始まり、専任の監督を置かなければ
ならなくなった。ピッチでプレーするのは選手だが、戦術を考え
実行するのは監督の仕事だ。
監督が選手に合わせるのではなく、選手が監督にあわせなければならない。
各チームが招聘している監督は、多くの場合海外での指導実績の優れた
監督である。選手自身が、今までの考えをすべて変え、真摯に監督の言う
戦術を実行するようにならなければ、今後このようなことはまだまだ起こるだろう。
先日の町田VS湘南戦では監督の指示を無視する選手、
促されるまで挨拶に行かない選手などがいたそうだ。
それが本当だとすれば、そういう選手はFリーグの舞台に立つべきではない。
またそれを放任してしまうクラブもしかりだ。
Fリーグは地域リーグの延長なのか。
アマチュアとはいえお金を取ってお客様に来ていただくリーグである。
このままアマチュアの状態を続けるならまだしも目指すところは違うはずだ。
舞台が変わったのだから選手もクラブも変わらなければチームとしても
リーグとしても成長はないだろう。